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作家・今村翔吾さんが佐賀に書店開業 「たかだか1店舗。でも…」

開店祝いのくす玉を割り、拍手する今村翔吾さん(右)=2023年12月3日午前10時4分、JR佐賀駅、岡田将平撮影

 直木賞作家の今村翔吾さん(39)が3日、佐賀市のJR佐賀駅内に新たな書店を開いた。全国で「町の書店」が減っていく現状に危機感を抱き、佐賀での書店出店が全国の状況を変える一歩となることをめざす。

 午前10時、佐賀駅内の商業施設の一角でシャッターが開き、「佐賀之書店」がオープンした。店内でくす玉を割ると、今村さんは「長く佐賀のみなさんに愛される書店にしていきたい」とあいさつした。

 2022年に歴史小説「塞王の楯」で直木賞を受賞した今村さんは21年に、閉店の危機にあった大阪府箕面市の書店「きのしたブックセンター」の事業を引き継ぎ経営を続けており、佐賀駅での店舗は二つ目となる。

(岡田将平)朝日新聞デジタル2023年12月03日掲載

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