2010年01月24日の書評一覧

ライシャワーの昭和史 [著]ジョージ・R・パッカード

ライシャワーの昭和史 [著]ジョージ・R・パッカード

■尊敬する師を公平・実証的に描く  1960年は日米関係にとって危機の年であった。アイゼンハワー大統領の訪日は日米安全保障条約改定への反対運動のために直前にキャンセルされた。これを見て「日本との断た………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]歴史 政治 国際

のぼりくだりの… [詩]まど・みちお[絵]保手濱拓

のぼりくだりの… [詩]まど・みちお[絵]保手濱拓

■100歳の生の実感「ごおーっ」  作者は童謡「ぞうさん」で知られる詩人。昨年百回目の誕生日を迎えたらしい。  「耳をすますと/また聞こえる/このま夜中に/重たーい闇がな/俺(おれ)の耳の奥の奥に/………[もっと読む]

[評者]穂村弘(歌人)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]文芸

狙われたキツネ [著]ヘルタ・ミュラー

狙われたキツネ [著]ヘルタ・ミュラー

■過酷な密告社会の日常を詩的に  ヘルタ・ミュラーはルーマニア生まれの女性作家、2009年のノーベル文学賞の受賞者である。本書はその代表作の一つと見てよいだろう。  ルーマニアはかつてソ連の影響下に………[もっと読む]

[評者]阿刀田高(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]歴史 文芸

防衛の務め―自衛隊の精神的拠点 [著]槇智雄

防衛の務め―自衛隊の精神的拠点 [著]槇智雄

■軍隊色をうすめ、国防を語る困難  国防とは何か。この問いは、私たち日本人にとって諸外国のようには自明でない。また、私たちは独立国にとっての国防意識を自明と捉(とら)える習慣をもたず、諸外国のように………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]政治

ロボットとは何か―人の心を映す鏡 [著]石黒浩

ロボットとは何か―人の心を映す鏡 [著]石黒浩

■「人とは何か」という問いに迫る  人はいつも自分と似ているものに強い関心を抱き、そこに心を見いだし、だからこそ違和を感じ、怖(おそ)れ続けてきた。現代のヒト型ロボットがそのような存在である。著者は………[もっと読む]

[評者]瀬名秀明(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]人文 科学・生物 新書

スキャンダルの世界史 [著]海野弘

スキャンダルの世界史 [著]海野弘

■有名人が転ぶのを喜ぶ「観客」  ナポレオン3世は大変な女好きだったという。国政を妃(きさき)に任せっぱなしで若い娘を追いかけていた。そのすきにビスマルクが着々とプロイセン領土を拡大。あわてて普仏戦………[もっと読む]

[評者]松本仁一(ジャーナリスト)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]歴史 人文 社会

勇気ってなんだろう [著]江川紹子

勇気ってなんだろう [著]江川紹子

■つらい境遇、克服した11人の軌跡  著者は、自殺したくなるほど辛(つら)い境遇に陥り、そこからはい上がった11人に「勇気とは」と問い掛ける。  例えば、仙波敏郎さん。彼は現役警察官でありながら、愛………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]社会 新書

地球の洞察―多文化時代の環境哲学 [著]J・ベアード・キャリコット/環境思想とは何か [著]松野弘

地球の洞察―多文化時代の環境哲学 [著]J・ベアード・キャリコット/環境思想とは何か [著]松野弘

■実践へ向けた議論に多くの示唆  読書というものがもたらす歓(よろこ)びの一つが、時空を超えた“旅”ともいうべき充足の経験だとしたら、『地球の洞察』はまさにそれに該当するものだった。  環境問題が新………[もっと読む]

[評者]広井良典(千葉大学教授)
[掲載]2010年01月24日
[ジャンル]科学・生物 社会 新書

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