最新の書評を読む

更新日:2018年05月19日2018年05月12日2018年05月05日

※祝日などの場合、更新が遅れたり、掲載を見送ったりすることがあります。
※朝日新聞の書評欄(読書面)は2018年4月から土曜日に移りました。4/1(日)はありませんのでご注意下さい。

2018年05月19日

十五の夏(上・下) [著]佐藤優

十五の夏(上・下) [著]佐藤優

世界に向かう真っ当な好奇心  石川啄木は〈不来方のお城の草に寝ころびて〉と15の心を詠(うた)い、尾崎豊は〈盗んだバイクで走り出す〉と15………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

〈創造〉の秘密―シェイクスピアとカフカとコンラッドの場合 [著]野上勝彦

〈創造〉の秘密―シェイクスピアとカフカとコンラッドの場合 [著]野上勝彦

感性を総動員して肉体で体験を  「創造」とは、何か。辞書によると「新たに造ること、神が宇宙を造ること」ともうひとつ要領を得ない。創造性の本………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]文芸

脱住宅―「小さな経済圏」を設計する [著]山本理顕、仲俊治

脱住宅―「小さな経済圏」を設計する [著]山本理顕、仲俊治

公共空間、建築から政治へ示唆  紙の上に円を描いてみる。円の内側は内部空間、外側は外部空間となる。少し色をつければ、それらは私的空間、公共………[もっと読む]

[評者]間宮陽介(青山学院大学特任教授(社会経済学))
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]社会

中井久夫集6 1996-1998-いじめの政治学 [著]中井久夫

中井久夫集6 1996-1998-いじめの政治学 [著]中井久夫

見えない隷従化が進む時代に  本書は、精神科医中井久夫の全集の第六巻であり、一九九六年から九八年までに書かれた論文やエッセイが収録されてい………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]人文

湖畔の愛 [著]町田康

湖畔の愛 [著]町田康

本気の遊びで、言葉に魂を  この世でいちばん大事なのは正直であることだ、と言われて否定する人はいない。だがどうだ。金持ちは力を振るい、美人………[もっと読む]

[評者]都甲幸治(早稲田大学教授(アメリカ文学))
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]文芸

ねみみにみみず [著]東江一紀

ねみみにみみず [著]東江一紀

翻訳の職人、洗練された泥臭さ  おやじギャグのお馬鹿本じゃないぞ! って、誰もそんなこと言ってないのにツバを飛ばしてしまった。東江(あがり………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(立正大教授)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]文芸

現代アートとは何か [著]小崎哲哉

現代アートとは何か [著]小崎哲哉

 本書の書き出しは「『現代アートを知りたいと思ったら、まずヴェネツィア・ビエンナーレを観(み)に行けばよい』とよく言われる」。「よく言われる………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

初代「君が代」 [著]小田豊二

初代「君が代」 [著]小田豊二

 曲は美しいが、言葉の区切り方がいただけない。「さざれ」と「石の」の間の切れ目もずいぶん長い。初代「君が代」をYouTubeで聞いてみた感想………[もっと読む]

[評者]寺尾紗穂(音楽家・エッセイスト)
[掲載]2018年05月19日
[ジャンル]文芸

2018年05月12日

ヌヌ 完璧なベビーシッター [著]レイラ・スリマニ

ヌヌ 完璧なベビーシッター [著]レイラ・スリマニ

■善とも悪ともつかない人の心  切り裂きジャックはいつの時代にもいたかもしれないが、快楽殺人のように常軌を逸した殺人鬼がミステリーに登場す………[もっと読む]

[評者]諸田玲子 (作家)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]文芸

ザビエルの夢を紡ぐ―近代宣教師たちの日本語文学 [著]郭南燕

ザビエルの夢を紡ぐ―近代宣教師たちの日本語文学 [著]郭南燕

■母語話者にない「最上のわざ」  四百年以上前にザビエルの蒔(ま)いた種が、明治初期に来日したヴィリオン神父の時代になって芽を出し、昭和初………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 人文

植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命 [著]ステファノ・マンクーゾ

植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命 [著]ステファノ・マンクーゾ

■なぜ擬態できる、なぜ動ける?  南米のボキラという蔓(つる)植物は、近くに生えている植物に擬態する能力がある。葉の大きさや形、色まで何度………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]科学・生物

Ibasyo〔いばしょ〕―自傷する少女たち“存在の証明” [著]岡原功祐

Ibasyo〔いばしょ〕―自傷する少女たち“存在の証明” [著]岡原功祐

■死ぬためでなく、生きるために  居場所のなさという感覚は微熱のようにかすかではあるけれどもつねに私にまとわりついていた。それが私の中で増………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(立正大教授)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]社会

ウィステリアと三人の女たち [著]川上未映子

ウィステリアと三人の女たち [著]川上未映子

■回帰する傷ついた少女らの記憶  自分がどういう人間かは自分がいちばんよく知っている。我々はふだん、そう思って生きている。けれども、その思………[もっと読む]

[評者]都甲幸治(早稲田大学教授(アメリカ文学))
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]文芸

誤解された大統領―フーヴァーと総合安全保障構想 [著]井口治夫

誤解された大統領―フーヴァーと総合安全保障構想 [著]井口治夫

■ニューディールの先鞭と評価  アメリカの第31代大統領ハーバート・C・フーヴァーの業績を再評価する書である。任期は1929年から33年ま………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 政治

辺境中国―新疆、チベット、雲南、東北部を行く [著]デイヴィッド・アイマー

辺境中国―新疆、チベット、雲南、東北部を行く [著]デイヴィッド・アイマー

 広大な中国には公式に認められた55の少数民族が主に国境地帯で暮らしている。「山高く、皇帝遠し」ということわざがあるが、北京の意向はどの程度………[もっと読む]

[評者]出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 社会

歌川広重の声を聴く―風景への眼差しと願い [著]阿部美香

歌川広重の声を聴く―風景への眼差しと願い [著]阿部美香

 もしも〜し、わしじゃ、ウキウキ絵師の広重じゃ。御本をありがとうね。  あはは、たまげたよ。よくこんなに調べなさった。わしが描いた場所をこつ………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

2018年05月05日

風俗画―日常へのまなざし [責任編集]高橋明也

風俗画―日常へのまなざし [責任編集]高橋明也

■感覚全開で絵の一部になって!  ここに一冊の画集がある。いきなり解説文を読むのは後廻(あとまわ)しにして、目垢(あか)のつくまで絵を凝視………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

柳宗悦 「無対辞」の思想 [著]松竹洸哉

柳宗悦 「無対辞」の思想 [著]松竹洸哉

 ■民藝を言葉にすることと格闘  折に触れ、東京都目黒区駒場の日本民藝(みんげい)館や岡山県の倉敷民藝館に足を運ぶ。わずかながら、民藝店で………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]人文

中国古代史研究の最前線 [著]佐藤信弥

中国古代史研究の最前線 [著]佐藤信弥

■甲骨文や兵馬俑の新事実に驚き  序章でノックアウトされた。僕は、甲骨文発見の経緯は、清朝末期の役人、王懿栄(おういえい)が北京でマラリア………[もっと読む]

[評者]出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]歴史

問題だらけの女性たち [著]ジャッキー・フレミング 「女子」という呪い [著]雨宮処凛

問題だらけの女性たち [著]ジャッキー・フレミング 「女子」という呪い [著]雨宮処凛

■笑って過去に引導、現代にエール  土俵に女性を上がらせないのは伝統文化だと開き直る相撲協会。前次官のセクハラ行為をなかなか認めなかった財………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]人文

トマト缶の黒い真実 [著]ジャン=バティスト・マレ

トマト缶の黒い真実 [著]ジャン=バティスト・マレ

■衝撃的なグローバル経済の実態  タイトルを見て「買ってはいけない」系の話かと思ったらまったく違った。本書が描くのはトマト缶業界で台頭して………[もっと読む]

[評者]寺尾紗穂(音楽家・エッセイスト)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

科学的人間と権力政治 [著]ハンス・J・モーゲンソー

科学的人間と権力政治 [著]ハンス・J・モーゲンソー

人間の本質見抜く真の現実主義  第1次大戦後、パリ講和会議に向かうウィルソン米大統領は、側近にこう伝えた。「何が正しいか言ってほしい。私は………[もっと読む]

[評者]西崎文子(東京大学教授(アメリカ政治外交史))
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]政治

「投壜通信」の詩人たち―〈詩の危機〉からホロコーストへ [著]細見和之

「投壜通信」の詩人たち―〈詩の危機〉からホロコーストへ [著]細見和之

 「叫び声をひとつあげて 無用の者です、荒れすさんだ者ですと 君たちはあいさつしているのか」  餓(う)えと襲来した寒波のなかワルシャワ・ゲ………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]文芸

絶滅危惧の地味な虫たち―失われる自然を求めて [著]小松貴

絶滅危惧の地味な虫たち―失われる自然を求めて [著]小松貴

 すごみのある本だ。  環境省のレッドリストに載る虫たちを紹介しているのだが、「より小さく、より目立たなく、より知られていないものを前面に」………[もっと読む]

[評者]石川尚文(本社論説委員)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]科学・生物

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る