2010年03月21日の書評一覧

クリティカル・モーメント―歴史の中での批評のありよう検証 [著]高田康成 

クリティカル・モーメント―歴史の中での批評のありよう検証 [著]高田康成 

 表題にある「クリティカル」は、「批評」そして「臨界」という意味につらなる形容詞である。著者によれば「批評」とは、西洋の近代に特有の、知の営みにほかならない。  神の啓示という根拠が見失われた時代に………[もっと読む]

[評者]苅部直(東京大学教授)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]人文

日露戦争―起源と開戦 上・下 [著]和田春樹

日露戦争―起源と開戦 上・下 [著]和田春樹

■ロシアの新史料から定説覆す大胆な議論  「国民は(略)戦争に向かっていることとはまったく無関係だったのである。(略)自分のことに追われて生きていた(略)。そして戦争がはじまって、全国民がその中にま………[もっと読む]

[評者]南塚信吾(法政大学教授)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]歴史 政治 国際

代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト

代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト

■「病気の治療とは」、議論の契機に  現在の医療に関する様々な課題が指摘される中で、中国医学など非西洋的な医療や代替医療と呼ばれるものへの人々の関心が高まっている。本書は、科学ジャーナリストとしてよ………[もっと読む]

[評者]広井良典(千葉大学教授)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

日本語は生きのびるか―米中日の文化史的三角関係 [著]平川祐弘

日本語は生きのびるか―米中日の文化史的三角関係 [著]平川祐弘

■国際的な発信力を高める必要性  日本の文化は千年以上にわたって中国の影響を受け、近代には西洋、特に英米の影響を受けて発展してきた。グローバル化時代の今後、日本語はどうなるかを本書は論じている。博識………[もっと読む]

[評者]小杉泰(京都大学教授)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]人文 社会

明日をどこまで計算できるか?―「予測する科学」の歴史と可能性 [著]デイヴィッド・オレル

明日をどこまで計算できるか?―「予測する科学」の歴史と可能性 [著]デイヴィッド・オレル

■新鮮な予測懐疑論、縦横無尽に  明日がどうなるか、それがわかったらどうなることか。読み終えてそんな思いを抱いた。  著者は、科学の未来予測志向を跡づける。原点はピタゴラス。「ピュタゴラス学派にとっ………[もっと読む]

[評者]尾関章(本社論説副主幹)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]科学・生物

高慢と偏見とゾンビ [著]ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス

高慢と偏見とゾンビ [著]ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス

■異なる物同士が醸す異様な力  本書を見た時「これは何?」と、激しく疑問に思った私。しかし読み始めてみると、この本はまさに「高慢と偏見とゾンビ」以外の何物でもないのです。  物語の基本は、「高慢と偏………[もっと読む]

[評者]酒井順子(エッセイスト)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]文芸

コーポレート・ガバナンス―経営者の交代と報酬はどうあるべきか [著]久保克行

コーポレート・ガバナンス―経営者の交代と報酬はどうあるべきか [著]久保克行

■リスクを取らない日本の経営者  「コーポレート・ガバナンス」という言葉をよく聞くようになった。日本語に直せば企業統治。なんともこなれない感じがするが、要するに「企業のあり方」を問うものだ。  著者………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]経済

戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年 [著]マーティン・フレッチャー

戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年 [著]マーティン・フレッチャー

■報道の主役は常に生々しい現場  紛争が起きる。その背景についての知識などなくても、とにかく一番乗りで戦場に飛び込んでいく。そんな報道を重ねてきたジャーナリストの回顧録だ。  1994年にルワンダ虐………[もっと読む]

[評者]松本仁一(ジャーナリスト)
[掲載]2010年03月21日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

ページトップへ戻る