2010年04月18日の書評一覧

「戦争経験」の戦後史ー語られた体験/証言/記憶 [著]成田龍一

「戦争経験」の戦後史ー語られた体験/証言/記憶 [著]成田龍一

■戦争を記憶する視座を求めて  私は近代日本がアジアを蹂躙(じゅうりん)した歴史を知っているが、それでもなお、元従軍慰安婦の人びとが日本人に向ける眼差(まなざ)しの凄(すご)さにはドキッとし、何かし………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]歴史 社会 国際

裁判百年史ものがたり [著]夏樹静子 

裁判百年史ものがたり [著]夏樹静子 

■12の事件通し描く、人が人を裁く歴史  裁判員制度が始まって、もうすぐ1年がたつ。足利事件が再審請求から無罪判決を勝ち取ったというニュースも耳に新しい。もう「裁判なんか一生ご縁がない」などという世………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]歴史 社会 ノンフィクション・評伝

アマゾン文明の研究ー古代人はいかにして自然との共生をなし遂げたのか [著]実松克義

アマゾン文明の研究ー古代人はいかにして自然との共生をなし遂げたのか [著]実松克義

■「未開」通念を根本的にくつがえす  数年前に「秘境アマゾン巨大文明」と題したテレビの報道番組が話題になった。それは、日本とボリビア合同チームによる調査で、アマゾン上流にあるモホス大平原に、大規模な………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]歴史 人文 科学・生物

ナニカアル [著]桐野夏生

ナニカアル [著]桐野夏生

■林芙美子と戦時下の個人の戦い  「私は根っからの詩人だ。詠嘆調の美文を見ると、虫酸(むしず)が走るのをどうにもできない」「嘘吐(うそつ)き、嘘吐き、と言霊(ことだま)が私を痛め付け……」そうつぶや………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]文芸

人は愛するに足り、真心は信ずるに足るーアフガンとの約束 [著]中村哲 [聞き手]澤地久枝

人は愛するに足り、真心は信ずるに足るーアフガンとの約束 [著]中村哲 [聞き手]澤地久枝

■日本社会に欠けているものとは  中村医師は主にアフガニスタンを中心にハンセン病などの治療と、水不足解消のため井戸を掘り用水路を造る活動を26年にわたって続けてきた。その中村医師(現在63歳)の素顔………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 国際

GEQ ジー・イー・キュー [著]柴田哲孝

GEQ ジー・イー・キュー [著]柴田哲孝

■大地震めぐる虚実皮膜の世界  この本は、読み方によって問題作と評価する人と、単なるキワモノと切り捨てる人の、2種類に分かれるだろう。  冒頭、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の模様が………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]文芸 社会

散歩の昆虫記 [著]奥本大三郎

散歩の昆虫記 [著]奥本大三郎

■人間と虫、分けて考えたらアカン  市井のド真ん中で天下国家を論じるのもええけど、奥本はんに同行して足元の草葉の陰で生存に命をかけている別の生命体の生活を覗(のぞ)いてみまへんか。  奥本はんは人間………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]文芸 科学・生物

大仏男 [著]原宏一

大仏男 [著]原宏一

■偽霊能者のだましのテクニック  原宏一は読むたびに面白くなる。『トイレのポツポツ』も良かった。お陰でトイレを汚さないように、座って小用を足すはめになってしまった。  今度は偽霊能者だ。売れないお笑………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]文芸

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