2010年06月13日の書評一覧

これからの「正義」の話をしようーいまを生き延びるための哲学 [著]マイケル・サンデル

これからの「正義」の話をしようーいまを生き延びるための哲学 [著]マイケル・サンデル

■何が「正しい」か大学の大人気授業  好きになれない異性が「友だちになってくれないと飛び降りる」と自殺を仄(ほの)めかしてきたらどうする? 先月書評した小説『「悪」と戦う』には実際そういう場面が出て………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]人文 社会

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

■果断を下した武人の数奇な人生  ここに取り上げられたのは、一般にはほとんど知られていない元陸軍中将、根本博の数奇な人生である。  1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受け入れて、連合国に降伏………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

バーナンキは正しかったか?FRBの真相 [著]デイビッド・ウェッセル

■日本の失敗から学び損ねた米国  本書は米国の有力ジャーナリストによる2007年以降の金融経済危機時における米国の政策決定過程のリポートである。特に、焦点は連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]政治 経済 国際

地上の見知らぬ少年 [著]J・M・G・ル・クレジオ

地上の見知らぬ少年 [著]J・M・G・ル・クレジオ

■見て、感じ取って、聞くだけでいい  「言葉が奏でる音楽」、ル・クレジオの言葉を借りるなら、本書はそういった性質を持った書物ということになる。文字を持たない民族は、歌や神話を用いてコミュニケーション………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]文芸

献上博多織の技と心 [著]小川規三郎 

献上博多織の技と心 [著]小川規三郎 

■伝統に向き合う使命感と危機感  「だれも後継者はおりません」  伝統工芸に携わる職人さんから、日本各地で何度も耳にしてきた。そのたび言葉の重さにうなだれながら、傍観するほかない歯がゆさを痛感してき………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

ジダンー物静かな男の肖像 [著]パトリック・フォール、ジャン・フィリップ

ジダンー物静かな男の肖像 [著]パトリック・フォール、ジャン・フィリップ

■ヒーローの「暗転」、その理由は  思い出すに、前回のサッカーW杯は、奇妙な大会だった。普通は、優勝国が記憶の核になるのに、後世まで、次のように語り継がれるはずだから。「ジダンが決勝戦で頭突きして退………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際

漢文スタイル [著]斎藤希史

漢文スタイル [著]斎藤希史

■漢文の大水脈、日本文学の底に  「晴耕雨読の毎日だった学生は窈窕(ようちょう)たる下宿の娘にふられ、故郷に帰って緑陰読書の生活をした」。ん? 何かおかしい。  無粋を承知で現代語訳してみよう。「寸………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]文芸

ポジティブ病の国、アメリカ [著]バーバラ・エーレンライク

ポジティブ病の国、アメリカ [著]バーバラ・エーレンライク

■サブプライム被害でも「前向きに」  ポジティブな考え方をすること(positive thinking)がアメリカ全体を蝕(むしば)んでいると本書は警告を発する。アメリカ人にとって、ポジティブである………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]社会 国際

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