2010年06月20日の書評一覧

皇太子婚約解消事件 [著]浅見雅男 

皇太子婚約解消事件 [著]浅見雅男 

■宮中内部の葛藤の実相に迫る  近代日本の皇太子妃はどのようにして決まったのか、本書が解き明かしているのは嘉仁(よしひと)親王(後の大正天皇)と九条節子(さだこ)の婚約の経緯(いきさつ)とその間の宮………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

権威の概念 [著]アレクサンドル・コジェーヴ 

権威の概念 [著]アレクサンドル・コジェーヴ 

■肩の力抜いた、哲学のエッセンス  ヘーゲルの『精神現象学』で挫折し、コジェーヴの『ヘーゲル読解入門』でさらに挫折した世代に朗報。本書では、肩の力を抜いて両方の哲学のエッセンスに触れることができる。………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]人文

サッカーが勝ち取った自由ーアパルトヘイトと闘った刑務所の男たち [著]チャック・コール、マービン・クローズ著

サッカーが勝ち取った自由ーアパルトヘイトと闘った刑務所の男たち [著]チャック・コール、マービン・クローズ著

■民主化精神を獲得、国家の礎に  南アフリカ・ケープタウンの沖に浮かぶロベン島。ここはかつて島全体がマンデラ元大統領らの政治犯を収容する刑務所だった。アパルトヘイトに反対する活動家が激しい拷問を受け………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 国際

絆と権力ーガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ

絆と権力ーガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ

■文学と革命の「友情」、意味があった80年代  1982年ノーベル文学賞を受賞したガルシア=マルケスの名声は、スペイン語圏はいうまでもなく、世界中に広がった。“マジック・リアリズム”と呼ばれたその作………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

矛盾だらけの禅ー悟りを求めるアメリカ人作家の冒険 [著]ローレンス・シャインバーグ

矛盾だらけの禅ー悟りを求めるアメリカ人作家の冒険 [著]ローレンス・シャインバーグ

■戒められ冷たくされてもなお続く  西洋人が東洋の神秘に憧(あこが)れ始めた60年代、日本人だと見ると禅問答をふっかけてくるアメリカの知識人は多かった。そのことが仏縁になって僕は禅寺に1年間参禅する………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]人文

バナナの皮はなぜすべるのか? [著]黒木夏美著 

バナナの皮はなぜすべるのか? [著]黒木夏美著 

■ひたすら追求、収穫また収穫  「一点突破全面展開」——一読、そんな言葉を思い出した。  鬱々(うつうつ)とした心で散歩していた著者の前に、バナナの皮が落ちていた。瞬間、バナナの皮で人がすべるギャグ………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]文芸

フーコー 思想の考古学 [著]中山元 

フーコー 思想の考古学 [著]中山元 

■消えゆく「人間」にこめられた期待  ミシェル・フーコー。彼の思想はポストモダニストと呼ばれた思想家たちの中でも、とりわけ射程が深い。「生の権力」批判などは現代においてこそアクチュアルだ。日本でも、………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]人文

のけ者 [著]エマニュエル・ボーヴ

のけ者 [著]エマニュエル・ボーヴ

■借金まみれの母子、破滅への過程  こんな悲惨な小説は前代未聞、いや前代未読だ。ほぼ全編、ニコラと母親ルイーズが知人という知人に借金を依頼し、踏み倒し、破滅していく過程をしつこく描いている。  親子………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年06月20日
[ジャンル]文芸

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