2010年07月11日の書評一覧

モスクワ攻防戦  20世紀を決した史上最大の戦闘 [著]アンドリュー・ナゴルスキ 

モスクワ攻防戦  20世紀を決した史上最大の戦闘 [著]アンドリュー・ナゴルスキ 

■新資料から見えた、独裁者2人の失策  「モスクワ攻防戦は、第2次世界大戦での最も重要な戦闘であったし、二つの軍隊の間で戦われた史上最大の戦闘でもあった。両軍合わせると、最高約七〇〇万人もの将兵がこ………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

ナマコを歩く 現場から考える生物多様性と文化多様性 [著]赤嶺淳

ナマコを歩く 現場から考える生物多様性と文化多様性 [著]赤嶺淳

■ナマコから浮かぶアジアの歴史  ちょうど二十年前、衝撃的な大作ルポルタージュが登場した。文化人類学、歴史学、生物学、民俗学、水産学……縦横に境界を超え、さらには神話の趣をも持ち合わせた。その本こそ………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

悪貨 [著]島田雅彦著 

悪貨 [著]島田雅彦著 

■精巧な贋金が波紋を広げながら  小説を贋金(にせがね)にたとえる発想は昔からあった。これは、文字で埋められた原稿用紙を紙幣にすりかえる、売文業者の営みが贋金作りのようだ、という意味でもあるが、なに………[もっと読む]

[評者]奥泉光(作家)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]文芸

数の魔力 数秘術から量子論まで [著]ルドルフ・タシュナー

数の魔力 数秘術から量子論まで [著]ルドルフ・タシュナー

■世界を数に還元、人類知の魅力  デューラーの魔方陣。ノートルダム大聖堂の黄金比。無限に続くオイラーの音格子。うつくしい図版とともに語られるのは、数が万物の存在を象徴していたピタゴラスの時代から、0………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]科学・生物

西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄 [著]修道士マルクス/修道士ヘンリクス

西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄 [著]修道士マルクス/修道士ヘンリクス

■死の壁の向こう側との交信  一時、臨死体験者の記録を集めた本やテレビが流行(はや)った時期があったが、その大半は死の壁を前にして引き返してきた話ばかりで壁の向こう側の境域に足を踏み入れた者の証言は………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]歴史 医学・福祉

光るクラゲ 蛍光タンパク質開発物語 [著]V・ピエリボン、D・F・グルーバー

光るクラゲ 蛍光タンパク質開発物語 [著]V・ピエリボン、D・F・グルーバー

■「受賞前」に書かれた科学者群像  下村脩博士のノーベル賞受賞ですっかりおなじみになった光るクラゲの、帝政ローマに始まる研究史である。  原著の出版はノーベル賞の3年前だから、登場する多くの科学者た………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]科学・生物

柚子の花咲く [著]葉室麟 

柚子の花咲く [著]葉室麟 

■まっすぐに生きてさえいれば  著者の『花や散るらん』『オランダ宿の娘』、そして本書を立て続けに読んだ。前の二書は忠臣蔵、シーボルト事件という史実を縦糸に、著者が創造した主人公の悲哀を横糸に織り成す………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]文芸

発達障害は治りますか? [著]神田橋條治ほか/うつ病治療 現場の工夫より [著]岩永竜一郎、神田橋條治

発達障害は治りますか? [著]神田橋條治ほか/うつ病治療 現場の工夫より [著]岩永竜一郎、神田橋條治

■「日本のフロイト」 臨床知の宝庫  神田橋條治はかつて「日本のフロイト」とも称され、多くの精神科医や臨床心理士のファンを持つカリスマ精神科医である。その著書は臨床知の宝庫だが、カリスマだけに読者を………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年07月11日
[ジャンル]医学・福祉

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