2010年09月05日の書評一覧

ひそやかな花園 [著]角田光代 

ひそやかな花園 [著]角田光代 

■生の全肯定、あまねく降り注いで  開けたいのに、押せない扉。すくんで昇れない階段。誰のこころのなかにも、ひっそりとなりを潜める暗闇の入りぐちがある。見えないふりをしていても、いっぽう、暗闇は増長し………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]文芸

アジア連合への道 理論と人材育成の構想 [著]天児慧

アジア連合への道 理論と人材育成の構想 [著]天児慧

 ■地域統合へ、研究と実践橋渡し  永らく世間の話題から遠ざかっていた「東アジア共同体」論。  しかし昨年、首相となった鳩山由紀夫氏が「東アジア共同体」構想をぶちあげたことから、再び注目の的となった………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]政治 国際

一〇〇年前の女の子 船曳由美著 

一〇〇年前の女の子 船曳由美著 

■当時の風俗と人々の気持ち伝える  「お母さんも、かつて少女だった」という事実に、娘は大人になってから気付くものです。母親はずっと昔から「お母さん」であったと子供時代は思っていましたが、そんな母親に………[もっと読む]

[評者]酒井順子(エッセイスト)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

メイスン&ディクスン〈上・下〉 [著]トマス・ピンチョン

メイスン&ディクスン〈上・下〉 [著]トマス・ピンチョン

■無数の細部が集積、異様な重力を放つ  評者は本書を読むのに一夏かかった。もちろんその間、他の活動を一切しなかったわけではないし、これ以外の本を一冊も読まなかったのではない。だが、今年の異様に暑い夏………[もっと読む]

[評者]奥泉光(作家)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]文芸

銀狼(ぎんろう)王 [著]熊谷達也 

銀狼(ぎんろう)王 [著]熊谷達也 

■探偵と犯人さながらの知恵比べ  人間と動物、ことに熊や狼(おおかみ)との戦いの物語は、古今東西を通じて数が多い。明治20年の北海道を舞台に、人知を超える狼と人の戦いを描いた本書も、その一つに数えら………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]文芸

千野香織著作集 [著]千野香織 

千野香織著作集 [著]千野香織 

■研究者の人生、詰まった1冊  美術史の枠を超え、ジェンダー論や近代における「美術」の問題を提起し続けた千野香織氏。氏の没後8年半を経て、ようやく著作集が刊行されたことを喜びたい。  収載されている………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能

セナvsプロスト-史上最速の“悪魔”は誰を愛したのか!?[著]マルコム・フォリー 

セナvsプロスト-史上最速の“悪魔”は誰を愛したのか!?[著]マルコム・フォリー 

■クルマが輝いていた時代  F1史上最高のドライバーといわれ、日本でも絶大な人気を博したブラジル人レーサー、アイルトン・セナがレース中の事故で亡くなって16年になる。  熾烈(しれつ)なチャンピオン………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

Kitano par Kitano-北野武による「たけし」 [著]北野武、ミシェル・テマン

Kitano par Kitano-北野武による「たけし」 [著]北野武、ミシェル・テマン

■ 「末期の目」に似た孤独な自意識  複数の分野にエポックをもたらした人を天才と呼ぶなら、北野武はまぎれもない天才だ。「お笑い」と「映画」における彼の達成を否定できるものはいまい。しかしそれらは正当………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年09月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

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