2010年09月12日の書評一覧

カチンの森 ポーランド指導階級の抹殺 [著]ヴィクトル・ザスラフスキー

カチンの森 ポーランド指導階級の抹殺 [著]ヴィクトル・ザスラフスキー

■ソ連の隠蔽工作、破綻の経緯分析  第2次大戦のさなか、1943年4月にドイツのラジオ放送は、占領地のスモレンスクに近いカチンの森で、2万5千人にものぼるポーランド将校の、埋葬射殺死体が発見された、………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

傷だらけの店長 それでもやらねばならない [著]伊達雅彦

傷だらけの店長 それでもやらねばならない [著]伊達雅彦

■消える書店、なにが問題なのか  中学生の時だったろうか。家の近くの古い商店街にある小さな本屋さんで、偶然手にしたエラリー・クイーンの『Yの悲劇』が、本格的な推理小説の面白さを教えてくれた。そこの棚………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

古書の森 逍遙 明治・大正・昭和の愛しき雑書たち [著]黒岩比佐子

古書の森 逍遙 明治・大正・昭和の愛しき雑書たち [著]黒岩比佐子

■昔の本から新しい「今」を切り開く  色々な雑誌の最新号を読む度に面白く思う半面、微妙に不安な気持ちになる。それによって、自分が「今」から遅れている事実を確認させられるからだ。しかも、そんな風に外か………[もっと読む]

[評者]穂村弘(歌人)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]歴史 社会 ノンフィクション・評伝

尼僧とキューピッドの弓 [著]多和田葉子 

尼僧とキューピッドの弓 [著]多和田葉子 

■仕掛けに満ち、キュートさ全開  多和田葉子の小説のなかへ、私は迷子になりにいく。ことばに翻弄(ほんろう)されて方角を見失い、奇妙なものたちに次々と出逢(であ)って、気づいた時には森のはずれにぽんと………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]文芸

フェリーニ 映画と人生 [著]トゥッリオ・ケジチ 

フェリーニ 映画と人生 [著]トゥッリオ・ケジチ 

■現実に風穴、そして船は行く  この大冊から抜け出した時、長い長い夢から覚めやらぬままいきなり白昼の大通りに放り出された時のとまどいに似た感覚に襲われながら、〈一体、私とは何者なのだ〉とつぶやくフェ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

「国民歌」を唱和した時代 昭和の大衆歌謡  [著]戸ノ下達也著 

「国民歌」を唱和した時代 昭和の大衆歌謡  [著]戸ノ下達也著 

■戦意高揚歌からみる戦時下の姿  国民歌とは何か。著者は「国家目的に即応し国民教化動員や国策宣伝のために制定された国もしくは国に準じた機関による『上から』の公的流行歌」と解く。国民歌謡、軍歌、戦時歌………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

ドキュメント ひきこもり-「長期化」と「高年齢化」の実態 [著]池上正樹

ドキュメント ひきこもり-「長期化」と「高年齢化」の実態 [著]池上正樹

■高齢化する「ひきこもり」の現状  マスコミに「ひきこもり」という言葉が普及して約10年。著者はその最初期から、当事者や支援者などの現場で取材を続けてきたジャーナリストだ。さきごろ内閣府は、ひきこも………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 新書

抵抗と協力のはざま-近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 [著]根本敬

抵抗と協力のはざま-近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 [著]根本敬

■したたかに政治的自立探る  「ビルマ(現ミャンマー)近代史の学術書」と聞くと、読書家でもなかなか食指が動かないだろう。しかし本書をぜひ、手にとってほしい。ビルマ独立運動に従事した若き政治家・活動家………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年09月12日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

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