2010年09月26日の書評一覧

アッシジの聖フランチェスコ [著]ジャック・ルゴフ

アッシジの聖フランチェスコ [著]ジャック・ルゴフ

■「私」による聖人像、史料を精査し描く  世界の観光客が訪れ続けるイタリアの町、アッシジ。風光明媚(ふうこうめいび)な都市は、中世の聖人、フランチェスコゆかりの土地でもある。アッシジのフランチェスコ………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]歴史 人文 新書

アカデミック・キャピタリズムを超えて-アメリカの大学と科学研究の現在 [著]上山隆大

アカデミック・キャピタリズムを超えて-アメリカの大学と科学研究の現在 [著]上山隆大

■世論へ緊張感、潜在的需要を発見  米国の大学の底力は強い米国経済、政治外交の源の一つである。強さの秘密はどこにあるのだろうか。本書は、自然科学分野を中心に、この問いに多面的に迫る良書である。  米………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]歴史 経済

右手と頭脳 [著]ペーター・シュプリンガー 

右手と頭脳 [著]ペーター・シュプリンガー 

■手首切断された兵士の自画像とは  この書物の主題はドイツ表現主義の中心的存在であるキルヒナーの「兵士としての自画像」だが、この作品にギョッとするのは、兵士に扮したキルヒナーの手首から先が切断され緑………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

原稿零枚日記 [著]小川洋子 

原稿零枚日記 [著]小川洋子 

■日常するりと異界にする魔術師  なんと胸に突き刺さる題名か。他人の小説のあらすじをまとめる達人にして自分の原稿は遅々として進まない小説家の、日常を綴(つづ)った日記体小説だ。作家が急に書けなくなっ………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]文芸

絶倫食 [著]小泉武夫 

絶倫食 [著]小泉武夫 

■人間の発想力に、随喜の涙  わたし、おののいたんです。  小泉先生ったら、すごい。  いきなり「男の勝負食」だなンて、そんな。  ——もういいですか、すみません。宇能鴻一郎もむっくり、過酷な夏を無………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

再会 [著]横関大

再会 [著]横関大

■殺人めぐり疑心暗鬼になる4人  今年度の、江戸川乱歩賞受賞作。女性美容師を脅し、金と体を要求したスーパーの店長が、何者かに射殺される。凶器は、残された弾丸の条痕から、23年前のある事件で使われた、………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]文芸

特攻-空母バンカーヒルと二人のカミカゼ [著]マクスウェル・テイラー・ケネディ 

特攻-空母バンカーヒルと二人のカミカゼ [著]マクスウェル・テイラー・ケネディ 

■浮かびあがる日米の戦争観の違い  670頁(ページ)に及ぶ大著の最終頁を閉じたあとに、すぐに二つの感想を反芻(はんすう)することになる。ひとつは、日本軍の2人の特攻隊員の自爆によって、アメリカの最………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

楽しい私の家 [著]孔枝泳(コンジヨン)

楽しい私の家 [著]孔枝泳(コンジヨン)

■新しい時代の、新しい家族像  主人公ウィニョンの母は流行作家で、離婚を繰り返す奔放な女性。ウィニョンは、大学受験を控え、「十代最後を母さんと一緒に過ごさせて」と父の反対を押し切って、母と一緒に暮ら………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年09月26日
[ジャンル]文芸

ページトップへ戻る