2010年10月03日の書評一覧

半分のぼった黄色い太陽 [著]チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

半分のぼった黄色い太陽 [著]チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

■幻の共和国舞台に他者の他者を想う  見つけた。何を? 「物語」の新大陸を。ナイジェリアに芽吹き、アメリカで育まれ、みごとな大輪の花を咲かせる希代の語り部。彼女はチママンダ(私の神は倒れない)という………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]文芸 国際

オスは生きてるムダなのか [著]池田清彦 

オスは生きてるムダなのか [著]池田清彦 

■メスだけで生殖できる生き物も  こんにちは。子どもなんでも相談室です。今日のご相談は小学5年生の男子からいただきました。「テレビ番組で、メスだけで子孫を残すことのできる魚を見ました。ということは、………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

「日米安保」とは何か [編]藤原書店編集部 [著]塩川正十郎、中馬清福ほか

「日米安保」とは何か [編]藤原書店編集部 [著]塩川正十郎、中馬清福ほか

■平和と繁栄の「安定剤」か脅威か  「日米安保」とは何か。  大戦の勝者と敗者を結びつけ、その締結からおよそ60年近くにわたって存続し続けてきた日米安保は、時間とともに変化し、また同時に変わらなかっ………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]政治 国際

地球最後の日のための種子 [著]スーザン・ドウォーキン

地球最後の日のための種子 [著]スーザン・ドウォーキン

■小麦の「遺伝資源銀行」作った男  その名を知る人はほとんどいないだろうが、その恩恵にはほとんどの人があずかるはずの仕事をした、一人の科学者をめぐるノンフィクションである。  「小麦畑のバイキング」………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

日高敏隆の口説き文句 [編]小長谷有紀・山極寿一

日高敏隆の口説き文句 [編]小長谷有紀・山極寿一

■仕事、人柄 29人が思い出語る  画家がいる。作家がいる。そしてジャズマン、記録映画作家、国文学者、異分野の学者、僧侶……。昨秋、急死した動物行動学者、日高さん。その思い出や教えを振り返る29人の………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

NHK、鉄の沈黙はだれのために 番組改変事件10年目の告白 [著]永田浩三

NHK、鉄の沈黙はだれのために 番組改変事件10年目の告白 [著]永田浩三

意思決定の真相に当事者が迫る  NHKの番組改変事件から10年がたとうとしている。ETV2001特集「戦争をどう裁くか」の2回目「問われる戦時性暴力」が、直前に改変されたこの事件は、大物政治家からの………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝

サラリーマン漫画の戦後史 [著]真実一郎 

サラリーマン漫画の戦後史 [著]真実一郎 

■ルーツと基本は源氏鶏太の小説  私にサラリーマンのイメージを決定づけたのは、サトウサンペイの「フジ三太郎」だった。彼は年功序列と終身雇用という高度成長を支えた制度が確立した中で、仕事よりも上司との………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 新書

スターリンの対日情報工作 [著]三宅正樹著 

スターリンの対日情報工作 [著]三宅正樹著 

■日本人スパイの正体にも迫る  実績豊かな現代史学者の手になる本書は、中身の濃い労作である。第2次大戦中のソ連の日本に対する情報活動の全貌(ぜんぼう)が、手際よくまとめられている。  当然ながら、ゾ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年10月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 新書 国際

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