2010年11月21日の書評一覧

偶然とは何か―その積極的意味 [著]竹内啓/確率論と私 [著]伊藤清

偶然とは何か―その積極的意味 [著]竹内啓/確率論と私 [著]伊藤清

■結果としての運、世界の法則性は  天の導きか、と思わせるような出会いがあれば、不幸というしかない、行き違いや事故もある。私たちはあまたの偶然とともに、笑ったり泣いたりして生きている。  そんな偶然………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝 新書

自動車と移動の社会学―オートモビリティーズ [編著]M・フェザーストン、N・スリフト、J・アーリ

自動車と移動の社会学―オートモビリティーズ [編著]M・フェザーストン、N・スリフト、J・アーリ

■人と車、「一体」となる未来図    自動車はいかに後期近代社会の生活を変えてきたか。いかに技術と産業を牽引(けんいん)してきたか。いかに化石燃料の浪費を加速し、いかに道路の渋滞や事故で都市環境を変………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]政治 社会

身体の歴史3―20世紀 まなざしの変容 [監修]A・コルバン、J・J・クルティーヌ、G・ヴィガレロ

身体の歴史3―20世紀 まなざしの変容 [監修]A・コルバン、J・J・クルティーヌ、G・ヴィガレロ

■身体イメージの驚くべき支配力  身体はイメージである。それは時代と文化、あるいは政治によって深く規定され、変容をこうむる。質量ともに圧倒的な三部作全編を通じて、このモチーフが徹底的に検証される。ま………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]人文 科学・生物

昭和レトロスタヂアム―消えた球場物語 [編著]坂田哲彦

昭和レトロスタヂアム―消えた球場物語 [編著]坂田哲彦

■栄光と挫折、時代の香り思い出す  いつだったか。ヤクルト・ファンの作家、村上春樹さんが、神宮球場を例にとりながら、閉じたドームの天井ではなく、風が吹き渡る晴天や、薄暮から星月夜の変化の下、野外で味………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

京都の近代と天皇 御所をめぐる伝統と革新の都市空間一八六八—一九五二 [著]伊藤之雄

京都の近代と天皇 御所をめぐる伝統と革新の都市空間一八六八—一九五二 [著]伊藤之雄

■親しまれ男女密会の場にも  「次の天皇の即位は京都御所で行われます」。京都御苑の隣にある中学校の生徒だった私は、社会科の授業でそんな話を聞いたことがある。そのためか、即位の礼が皇居で行われたとき、………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]歴史 政治

私の憲法体験 [著]日高六郎 

私の憲法体験 [著]日高六郎 

■いかに民主主義国家をつくるか  戦後民主主義の戦後を、あるいはアメリカンデモクラシーのアメリカンをいかに取り除いて原則的な民主主義国家をつくりあげるか。それを訴えたのが本書だ。むろん著者はそのよう………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]歴史 人文 ノンフィクション・評伝

明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった [著]森まゆみ

明るい原田病日記―私の体の中で内戦が起こった [著]森まゆみ

■霧を晴らすようにつづる闘病記    この本を手にとるまで「原田病」の病名を聞いたことがなかった。実際にかかった著者自身も知らなかった。病気などしたことがないのに三年前とつぜん視界が崩れ、頭痛、耳鳴………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝

量子の社会哲学―革命は過去を救うと猫が言う [著]大澤真幸

量子の社会哲学―革命は過去を救うと猫が言う [著]大澤真幸

■異質なものの遭遇、新たな意味へ  量子力学以前の物理学では、観察者を超えた、超越的な視点あるいは超越的な何かが仮定されてきた。たとえば、相対性理論も光速を一定と仮定することで成り立っている。ところ………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年11月21日
[ジャンル]科学・生物 社会

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