2011年04月24日の書評一覧

金大中自伝1―死刑囚から大統領へ 民主化への道/金大中自伝2―歴史を信じて 平和統一への道 [著]金大中

金大中自伝1―死刑囚から大統領へ 民主化への道/金大中自伝2―歴史を信じて 平和統一への道 [著]金大中

■絶望と希望に満ちた極端な時代の申し子  理想の政治家とはどんな人物をさすのか。マックス・ウェーバーの言葉を借りれば、信条倫理と責任倫理の葛藤に懊悩(おうのう)しながらも、歴史の審判に耐える「結果」………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

アジアに浸る/トモスイ [著]高樹のぶ子

アジアに浸る/トモスイ [著]高樹のぶ子

■写真鮮やか、風土人情生き生き  マニラで死者の埋葬費用を賭博で稼ぐのを目にし、モンゴル大草原の狼(おおかみ)の遠吠(とおぼ)えを聞きながら眠り、バンコクの病院で性転換手術に立ち会い、台湾の海に溺れ………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]文芸 国際

諜報の天才 杉原千畝― [著]白石仁章

諜報の天才 杉原千畝― [著]白石仁章

■情報収集と分析に優れた才能  1990年代のある時期、第2次大戦中にユダヤ人を救ったことで知られる、外交官の杉原千畝にまつわる本が、続々と刊行された。その数の多さに、いささか辟易(へきえき)した覚………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

国家は破綻する―金融危機の800年 [著]C・M・ラインハート、K・S・ロゴフ

国家は破綻する―金融危機の800年 [著]C・M・ラインハート、K・S・ロゴフ

■「今回は特別」と破局パターン反復  本書は過去8世紀にわたる66か国の政府債務・金融危機に関する力作である。その特徴はあらゆるソースから収集された債務、国内総生産(GDP)、インフレ率、債務不履行………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]経済 人文

出版大崩壊―電子書籍の罠 [著]山田順

出版大崩壊―電子書籍の罠 [著]山田順

 昨年は「電子書籍元年」と騒がれ、アップルのiPadやソニーのリーダーなど、さまざまな端末も登場した。出版不況の救世主と期待する声もある中で、著者は「電子書籍は普及していくとしても、それが紙のように………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]人文 社会 新書

「コミュニケーション能力がない」と悩むまえに [著]貴戸理恵

「コミュニケーション能力がない」と悩むまえに [著]貴戸理恵

 就職活動などで、数値化できない「コミュニケーション能力」や「社会性」が重視されるようになっている。そんな世の中に、生きづらさを感じる人もいるのではないか。著者は自身の不登校経験を踏まえ、コミュニケ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]社会

ローラのオリジナル [著]ウラジーミル・ナボコフ/ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト [著]秋草俊一郎

ローラのオリジナル [著]ウラジーミル・ナボコフ/ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト [著]秋草俊一郎

■難解な大作家へ導きの微光  ナボコフは二十世紀後半の大作家だが、一般受けはしにくい。感情移入やドラマ重視の読み方を軽蔑した彼の作品は、ことばやイメージの断片が記憶と戯れ連想の鍵を開ける中で変によじ………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]文芸

バタをひとさじ、玉子を3コ [著]石井好子

バタをひとさじ、玉子を3コ [著]石井好子

■食べ生きる、楽しみ方の極意  おなかが空(す)いているときにこの本を読むと、ちょっと危険だ。猛烈に何か食べたくなってくる。それも、冷凍食品をチンしたものなんかではなく、手作りの、出来たてほやほやを………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]文芸

本を生み出す力―学術出版の組織アイデンティティ [著]佐藤郁哉・芳賀学・山田真茂留

本を生み出す力―学術出版の組織アイデンティティ [著]佐藤郁哉・芳賀学・山田真茂留

■「知の門衛」学術界にも課題  出版不況は、知の守り手である学術書の出版にも影響を及ぼさずにはいない。  本書は、東京大学出版会や有斐閣など専門書を出版する4社を例に「知の門衛」としての役割を詳細に………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]人文

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

■変化する「反復」、静謐の背後に…  美術史に埋没しかかっていたイタリアの一都市「ボローニャの画家」を20世紀の二大巨匠ピカソとデュシャンの横並びに位置づけて論じようとする著者の3冊目のモランディ論………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

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