2011年05月22日の書評一覧

空也上人がいた [著]山田太一

空也上人がいた [著]山田太一

 著者の19年ぶりの書き下ろし小説。  特別養護老人ホームのヘルパーを辞めたオレ(27)は、ケアマネジャーの重光さん(46)の紹介で、妻に先立たれた老人(81)の個人的な介護を月25万円で引き受ける………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸

ふかいことをおもしろく―創作の原点 [著]井上ひさし

ふかいことをおもしろく―創作の原点 [著]井上ひさし

■井上文学の核心「笑いは外から」  「ほかの子とは違う」とか「神童」「秀才」と呼ばれたが結局「凡人」だと思うようになったと言っても、蔵書20万冊、一日の読書量30冊は凡人とはいえまい。「本は人類がた………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸

ルシッド・ドリーム 中島さなえ著

ルシッド・ドリーム 中島さなえ著

 ルシッド・ドリームとは、夢の中で「これは夢だ」と自覚する「明晰(めいせき)夢」のこと。オフィス街の小さなビルの一室で夜に始まる「ルシッド・ドリーム・スクール」には、夢を自在に操りたいと願う受講生た………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸

「ボランティア」の誕生と終焉―〈贈与のパラドックス〉の知識社会学 [著]仁平典宏

「ボランティア」の誕生と終焉―〈贈与のパラドックス〉の知識社会学 [著]仁平典宏

■矛盾はらむ贈与、境界解体の先に  ボランティアとは何か——。  「偽善だろ」「自己満足なんじゃないの」といった冷笑が、ボランティアには向けられる。その言説の核心には「他者のため」という「贈与」の問………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]人文 社会

敵国語ジャーナリズム―日米開戦とアメリカの日本語新聞 [著]水野剛也

敵国語ジャーナリズム―日米開戦とアメリカの日本語新聞 [著]水野剛也

■発行を継続させ戦争協力に利用  1941年12月7日(米国時間)、日本軍がハワイ・真珠湾の米艦隊を奇襲し、米国と開戦した。このとき米本土では、西海岸を中心に20〜30の日本語新聞が日系人によって発………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

すばらしい墜落 [著]ハ・ジン

すばらしい墜落 [著]ハ・ジン

■がむしゃらに生きる中国系移民  ニューヨークにはフラッシングという町があるという。そこに、貧しい留学生をはじめ裕福なインテリや会社員、小金持ちの老人やその介護をするおばさん、寺のお坊さんから若い売………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸 国際

宇宙誕生―原初の光を探して [著]マーカス・チャウン

宇宙誕生―原初の光を探して [著]マーカス・チャウン

■空の「化石」、謎解きそしてまた謎  太古の生物の姿を伝えてくれる化石があるように、太古の宇宙の化石もある。  「宇宙背景放射」と呼ばれる、セ氏マイナス270度のかすかな電波である。  ビッグバンか………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]科学・生物

公共放送BBCの研究 [編著]原麻里子・柴山哲也

公共放送BBCの研究 [編著]原麻里子・柴山哲也

■穏やかなナショナリズムを涵養  NHKでBBC(英国放送協会)のドキュメンタリーを見た日がある。カナダの山中で、一人、樵(きこり)となって暮らすベトナム帰還兵の日々を追った作品であったが、戦争の傷………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]人文 社会

自動車と建築―モータリゼーション時代の環境デザイン [著]堀田典裕

自動車と建築―モータリゼーション時代の環境デザイン [著]堀田典裕

■風景一変させた、若い構想力  戦後の急速な自動車化は、日本の社会と風景を一変させた。高速道路や給油所等の新施設が続々登場し、人間生活自体が揺らぐ。本書はこれに対する若手中堅の建築家たちの、新工法を………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

ニッポンの書評― [著]豊崎由美

ニッポンの書評― [著]豊崎由美

■書きたい人も読みたい人も  本への愛だけじゃだめ。書評には、書くテクニックと書き手の知見が必要だ。書評はあくまで「評」である。単なる感想文とは一線を画すものなのだ。  では、どんな書評が「いい書評………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸 新書

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