2011年05月29日の書評一覧

瞬間を生きる哲学―〈今ここ〉に佇む技法 [著]古東哲明

瞬間を生きる哲学―〈今ここ〉に佇む技法 [著]古東哲明

■時間を超える生、芸術創造もまた  1960年代のヒッピームーブメントはすでに終息を迎えていたがバークレイにはまだその遺産の残り火がチカチカしていた70年代の初頭に、カリフォルニア大学内を仕事場に1………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]人文

仔羊の頭 [著]フランシスコ・アヤラ

仔羊の頭 [著]フランシスコ・アヤラ

■スペイン内戦の悲惨、鋭く描く  スペイン内戦がらみの小説は、ヘミングウェイやマルローが傑作を書いたが、当のスペイン作家の作品は政治的な事情もあってか、きわめて少ない。その、珍しい例の一つが本書、ア………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]文芸 国際

アメリカ音楽史―ミンストレル・ ショウ、ブルースからヒップホップまで [著]大和田俊之

アメリカ音楽史―ミンストレル・ ショウ、ブルースからヒップホップまで [著]大和田俊之

 19世紀に流行したミンストレル・ショーとは、白人が顔を黒塗りして演技する大衆芸能で、ミュージカルの形成に影響を与えた。ユダヤ系などの移民は、その効果で相対的に「白人」の地位を獲得したという。  本………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能

砂上のファンファーレ [著]早見和真

砂上のファンファーレ [著]早見和真

 はっきりと希望を見せてくれるのも、フィクションの魅力の一つだ。映画化された『ひゃくはち』でデビューした作家が、そんな家族小説を描いた。  母は病気になった。父は借金に苦しんでいた。兄は嫁とすれ違い………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]文芸

複眼で見よ [著]本田靖春

複眼で見よ [著]本田靖春

■正義感と弱き者へのまなざし  本田靖春氏が亡くなってはや6年が経つが、単行本に未収録の作品が一冊にまとめられた。折々、雑誌に掲載されたものであるが、本田靖春という書き手の視座と人となりがくっきりと………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

花の国・虫の国―熊田千佳慕の理科系美術絵本 [著]熊田千佳慕

花の国・虫の国―熊田千佳慕の理科系美術絵本 [著]熊田千佳慕

■虫になりきって見た静かな世界  熊田千佳慕の絵には音がない。千佳慕の虫には影がない。千佳慕のスケッチには色がない。少なくとも私たちが知るような風の声や光の明暗や澄んだ空の青さは、そこにはない。それ………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

バービーと私―着せ替えドレスを作り続けた半生記 [著]宮塚文子

バービーと私―着せ替えドレスを作り続けた半生記 [著]宮塚文子

■モノ作りを支えた猛烈な仕事  子どものころ、バービー人形といえば舶来モノの高級ファッション人形というイメージだった。つんとすました顔立ちに、見事な八頭身。別世界の人、というか人形だった。そんなバー………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

アウトサイダー・アート―芸術のはじまる場所 [著]デイヴィド・マクラガン

アウトサイダー・アート―芸術のはじまる場所 [著]デイヴィド・マクラガン

■認められて、消えたナマっぽさ  いや、すごい時代になったもので、イギリスの著名な精神科病院のサイトを見ると、ルイス・ウェインの猫絵をはじめとする「アウトサイダーアート」の名作が容易に鑑賞できる。か………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

メディアと日本人―変わりゆく日常 [著]橋元良明

メディアと日本人―変わりゆく日常 [著]橋元良明

■データが覆す俗説と思い込み  メディアはいつも論争の的である。善玉菌なのか、それとも悪玉菌なのか。ただ、ハッキリしていることは、90年代の半ばからケータイとインターネットを立役者にメディア環境が急………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]人文 新書

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