2011年06月12日の書評一覧

経済成長とモラル [著]ベンジャミン・M・フリードマン

経済成長とモラル [著]ベンジャミン・M・フリードマン

■成長は政治と社会の寛容を生む  人間、あるいは社会全体は所得水準が向上すると、より開放的、寛容になり、さらには民主的な諸制度も広まるものなのだろうか。あるいは逆に他人のことは忘れがちになるのだろう………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]経済 人文 社会

芸と人―戦後歌舞伎の名優たち [著]織田紘二

芸と人―戦後歌舞伎の名優たち [著]織田紘二

 東京・国立劇場で43年間、舞台の制作や演出に携わった著者が、現場で接した歌舞伎俳優の芸と人となりをつづる。六代目歌右衛門、初代白鸚、十四代目勘弥、二代目松緑ら昭和の名優23人を取り上げている。  ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

闘う衣服 [著]小野原教子/MY DEAR BOMB [著]山本耀司、満田愛

闘う衣服 [著]小野原教子/MY DEAR BOMB [著]山本耀司、満田愛

■服飾の意味づけ、熱く静かに語る  衣服は防寒など機能だけのものではなく、当然ながら着る人の社会的な立場や階級も伝える。暑いのにスーツを着るのはまじめなビジネスマン、という具合に。  でもなぜ、スー………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

ナショナリズムと想像力 [著]ガヤトリ・C・スピヴァク

ナショナリズムと想像力 [著]ガヤトリ・C・スピヴァク

■市民国家への「脱皮」は可能か  自由や平等、民主主義などの諸価値を実現するためには、ナショナリズムの想像力こそ有用だとする「リベラル・ナショナリズム」論に注目が集まっている。セーフティーネットが崩………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]人文

バターン 死の行進 [著]マイケル・ノーマン、エリザベス・M・ノーマン

バターン 死の行進 [著]マイケル・ノーマン、エリザベス・M・ノーマン

■戦場死の不条理を人類の記憶に  1941年12月8日、真珠湾攻撃の8時間後に日本軍は、フィリピンの米軍基地を爆撃した。1カ月とたたない翌42年1月2日、日本軍はマニラを攻略。米軍とフィリピン軍は、………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

PAPA&CAPA―ヘミングウェイとキャパの17年 [著]山口淳

PAPA&CAPA―ヘミングウェイとキャパの17年 [著]山口淳

■けんかしては仲直りする2人  作家ヘミングウェイと従軍カメラマンのキャパは、スペイン内戦を通じて、親しい友人になった。著者は2人の交流に焦点を絞って、さまざまな資料を渉猟し、本書を書き上げた。子供………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

字幕の名工―秘田余四郎とフランス映画 [著]高三啓輔

字幕の名工―秘田余四郎とフランス映画 [著]高三啓輔

■原語の真髄伝える創作的妙  ハクスリーの『進化と倫理』を「天演論」と名付けて初めて中国に紹介した厳復は、翻訳について「信達雅」という三字ポリシーを持っていた。信は原作に忠実であること。達は原作の真………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

飲めば都 [著]北村薫

飲めば都 [著]北村薫

■お酒と恋、働く女子の成長物語  いつもの酒場で好みの酒をまず一口。ほっとした顔の「女子」が二人、本を前に何やら話しております。 「今度の北村さんの小説って、あたしたちみたいに酒飲み本好きの編集者が………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]文芸

時代が締め出すこころ―精神科外来から見えること [著]青木省三

時代が締め出すこころ―精神科外来から見えること [著]青木省三

■流動的な「適応」のモノサシ  近年、発達障害の増加がしきりに言われる。特に日本では「成人の発達障害」への関心が突出して高いという。  その背景には「空気を読む」ことをはじめ、過度にコミュニケーショ………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年06月12日
[ジャンル]医学・福祉

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