2011年07月03日の書評一覧

津波と原発 [著]佐野眞一

津波と原発 [著]佐野眞一

  ■胸に食い込む被害者たちの肉声  ニュース一段落して関連本並ぶ——大事件後の常であるが、東日本大震災もまたそのような時期を迎えている。腕力ある書き手・佐野眞一の著ということで手に取った。駆け足なが………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

エベレスト登頂請負い業 [著]村口徳行

エベレスト登頂請負い業 [著]村口徳行

 書き手は登山に熟達したフリーの映像カメラマン。世界の高峰で起こるドラマを記録してきた。テレビ局からの依頼で有名人の登頂をサポートする機会も多い。  冒険を開拓する時代は遠く過ぎ去り、高峰登山が、ある………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

北京のアダム・スミス―21世紀の諸系譜 [著]ジョヴァンニ・アリギ

北京のアダム・スミス―21世紀の諸系譜 [著]ジョヴァンニ・アリギ

  ■欧米こそ「特殊」、野心的な中国論  内部に数々の矛盾を抱えながら昇竜のように台頭する巨大国家、中国はどこに行くのか。その未来を予測することは難しいが、目前の変化から引きのいて、数百年の長期波動………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]国際

白い罪―公民権運動はなぜ敗北したか [著]シェルビー・スティール

白い罪―公民権運動はなぜ敗北したか [著]シェルビー・スティール

■黒人・白人、対抗関係どう越える  差別の問題を語って刺激的な本だ。あるいは、反発する向きもあるかもしれない。著者は、『黒い憂鬱(ゆううつ)』(邦訳は五月書房刊)などの著書がある黒人の論客。本書の問………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]政治 社会

五・七・五交遊録 [著]和田誠

五・七・五交遊録 [著]和田誠

■人物寸評、俳句と似顔絵通じ合う  本書の題名「五・七・五」を「575」と読むんだから僕はよほど俳句に疎いといえよう。50年のつき合いの和田誠に俳句の趣味があったなんて全く知らなかった(これは本当)………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち [著]長谷川亮一

地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち [著]長谷川亮一

■謎また謎、“山師”たちの夢の跡  日本近海は「まぼろしの島」の宝庫といえる。もし無人島を発見し標柱を証拠に建てた場合、「無主地先占」の定めにより領有できるため、島が多い太平洋は先陣争いの舞台となっ………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

「富士見」の謎―一番遠くから富士山が見えるのはどこか? [著]田代博

「富士見」の謎―一番遠くから富士山が見えるのはどこか? [著]田代博

■どこからどれくらい見える?  関東圏に育った私にとって富士山は身近だった。至る所から遠望できた。特別くっきり見えた日は何かいいことがありそうだった。  その後、京都の大学に行くことになり富士山が見………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]科学・生物

38人の沈黙する目撃者 [著]A・M・ローゼンタール

38人の沈黙する目撃者 [著]A・M・ローゼンタール

■無関心の是非を問いかけ  夜中に、近所で悲鳴が聞こえたら、あなたはどうするだろうか。すぐに警察に通報するか、それともふとんをかぶって、知らぬふりをするか。 1964年3月13日の未明、キティ・ジェ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]社会

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機 [著]根本祐二

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機 [著]根本祐二

■避けがたい近未来、直言で指摘  上下水道、学校、道路——現代日本のインフラの多くは半世紀前の高度成長時代に作られた。その補修や交換で今後数百兆円規模の莫大(ばくだい)な費用が必要になるが、人口減少………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]社会

ページトップへ戻る