2011年08月21日の書評一覧

FBI美術捜査官―奪われた名画を追え [著]ロバート・K・ウィットマン、ジョン・シフマン

FBI美術捜査官―奪われた名画を追え [著]ロバート・K・ウィットマン、ジョン・シフマン

■大芝居打ち、逮捕より作品奪還  これが映画や小説ではない現実に起きた話だけに面白い。現実も捨てたものではない。なんて呑気(のんき)なことを言っているが、本書は歴史上類を見ない名画窃盗事件の火中に飛………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

Made by Hand―ポンコツDIYで自分を取り戻す [著]マーク・フラウエンフェルダー

Made by Hand―ポンコツDIYで自分を取り戻す [著]マーク・フラウエンフェルダー

■自作で世界の仕組みを理解する  最近のビジネス書を見ると、パソコンやインターネットの世界はマイクロソフト、アップルやグーグルなどの企業活動だけしかないかのようだ。でも実際にそれを支えたのは多くのア………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]社会

「持たざる国」の資源論―持続可能な国土をめぐるもう一つの知 [著]佐藤仁

「持たざる国」の資源論―持続可能な国土をめぐるもう一つの知 [著]佐藤仁

■「日本は資源が乏しい」のか?  「資源」という言葉は、そう古い言葉ではないのだそうだ。日清、日露の戦間期にあたる1900年前後から使われるようになり、辞書に載るのは昭和に入ってから。日本は資源を持………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]政治 人文

共同体の救済と病理 [著]長崎浩

共同体の救済と病理 [著]長崎浩

■革命への熱狂が生む、逆ユートピアの悲惨  もっと自由を、もっと共同性を。この救済共同体への渇望が大衆を駆動し、歴史を動かすモメンタムに転化するとき、どのような悲惨な逆ユートピアが待ち構えているのか………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]政治 社会

畦と銃 [著]真藤順丈

畦と銃 [著]真藤順丈

 「○○と××」という作品の題は、例えば「灰とダイヤモンド」のように、対照的な二つが並ぶことでインパクトを生む。と、分かっていても、まさか、牧歌的な田んぼの畦道(あぜみち)にハードボイルドな銃を持って………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]文芸

子どものための小さな援助論 [著]鈴木啓嗣

子どものための小さな援助論 [著]鈴木啓嗣

 筆者は児童精神科の医院を開業している50代の医師。心のトラブルを抱えた子どもたちに日々接しているバリバリの臨床家である。その人の心に浮かんだ思い——「私の学ぶ専門的な援助方法は、あまりに不自然(ある………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]医学・福祉 社会

ユニコード戦記―文字符号の国際標準化バトル [著]小林龍生

ユニコード戦記―文字符号の国際標準化バトル [著]小林龍生

■多様な言語文化守る善戦苦闘  ユニコードとは、コンピューターで使われる文字コードの国際標準だ。そこにいかに漢字を取り込むか。そのための活動記録である。  母体は米企業を中心とする任意参加の民間団体………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]IT・コンピューター ノンフィクション・評伝

ふたつの故宮博物院 [著]野嶋剛

ふたつの故宮博物院 [著]野嶋剛

■中国史を反映する分裂した文物  中国には、故宮博物院が二つある。一つは北京、一つは台北に。私はその両方とも九〇年代に訪れたことがある。  台北で清明上河図と翠玉(すいぎょく)白菜を見て大いに興奮し………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]歴史 人文

世界の夢の本屋さん [著]清水玲奈、大原ケイ

世界の夢の本屋さん [著]清水玲奈、大原ケイ

■観光客まで引きつける老舗書店  西洋の老舗書店というと、古本の墓場か中世の牢獄かと見誤るような老建築を連想するかもしれない。しかし本書を見てびっくり、これは夢のように美しい店内を紹介する写真集であ………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

天の方舟 [著]服部真澄

天の方舟 [著]服部真澄

■金で変わる女性描く「悪女物」  金は低きに流れない。金は金のある方へと流れるのである。ODA(政府開発援助)にも、その法則は当てはまる。途上国援助の名の下で、億単位の贈収賄というブラックマネーが動………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年08月21日
[ジャンル]文芸

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