2011年09月04日の書評一覧

新藤兼人伝 [著]小野民樹/新藤兼人 私の十本 [著]立花珠樹

新藤兼人伝 [著]小野民樹/新藤兼人 私の十本 [著]立花珠樹

■1世紀に及ぶ私史、作品に色濃く投影  この夏、99歳を数える映画監督新藤兼人の最後の作品「一枚のハガキ」が公開された。『新藤兼人伝』は、白寿にしてなお現役にある監督の評伝であるが、同時に、時代ごと………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

わが外交人生 [著]丹波實

わが外交人生 [著]丹波實

■歴史的証言に資料的価値高く  著者は1962年に外務省入省、2002年に退官するまでの40年間、外交畑の第一線に立ち続けた。その間の自らの動きを回顧したのが本書だが、幾つかの歴史的証言もあり、資料………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際

楽し句も、苦し句もあり、五・七・五 [編]東京やなぎ句会

楽し句も、苦し句もあり、五・七・五 [編]東京やなぎ句会

 「ただひたすらバカばなしに花を咲かせるだけの一晩なのですが、この日のために、あとの一ト月を働いている」とまで小沢昭一が書く。入船亭扇橋、永六輔、大西信行、桂米朝、加藤武、柳家小三治、矢野誠一らと、月………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]文芸

人間と国家 上・下―ある政治学徒の回想 [著]坂本義和

人間と国家 上・下―ある政治学徒の回想 [著]坂本義和

■青年期の苦悩、今も抱きしめる  戦後日本の国際政治学を牽引(けんいん)してきた著者の自伝的回想。  坂本氏の父は、上海(シャンハイ)の東亜同文書院の一期生。米国留学を経て母校に戻り、教鞭(きょうべ………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 新書 国際

ナポレオンのエジプト 東方遠征に同行した科学者たちが遺(のこ)したもの [著]ニナ・バーリー

ナポレオンのエジプト 東方遠征に同行した科学者たちが遺(のこ)したもの [著]ニナ・バーリー

■幻滅の砂漠地帯で置き去りに  ナポレオン東方遠征の成果をまとめた『エジプト誌』は出版史上の偉業だが、一方同じ時期に、この遠征隊を海上封鎖したイギリスでも、ナポレオン探検団のバカげた行動を揶揄(やゆ………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

本棚探偵の生還 [著]喜国雅彦

本棚探偵の生還 [著]喜国雅彦

■収集欲をそそる美麗な造本  1、古書店が夢に出て来る。2、本棚の配列には一家言ある。3、本は見て、触って楽しむ。4、とくにミステリーが好み。以上の条件を満たす方に強くお勧めするのが本書である。その………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能

昭和の流行歌物語―佐藤千夜子から笠置シズ子、美空ひばりへ [著]塩澤実信

昭和の流行歌物語―佐藤千夜子から笠置シズ子、美空ひばりへ [著]塩澤実信

■誰もわからないヒットの条件  好みからいうと「流行歌」というより「歌謡曲」かな? でも、「流行歌」を「歌謡曲」に言い換えたのは戦時中のおカミだそうだ。  「歌は世につれ、世は歌につれ」ながら時代の………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 社会 ノンフィクション・評伝

ゲーム理論による社会科学の統合 [著]ハーバート・ギンタス

ゲーム理論による社会科学の統合 [著]ハーバート・ギンタス

■多くの学問統合、自信満ちた構想  社会科学の統合とは何と強気な。アシモフの未来SFには人類史の将来を予測する、歴史心理学なる統合人間科学が登場するが、ついにそれが実現……とまではいかない。が、著者………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]人文

安心ひきこもりライフ [著]勝山実

安心ひきこもりライフ [著]勝山実

■けしからんが必読なのだ  実にけしからん本だ。  ひきこもりの第一人者(笑)たる評者の著書を「可もなく不可もない」と一刀両断。政府のひきこもり対策事業を「ひきこもり関ケ原」などと巧みに茶化(ちゃか………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年09月04日
[ジャンル]社会

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