2011年11月20日の書評一覧

スエズ運河を消せ [著]デヴィッド・フィッシャー/ナチを欺いた死体 [著]ベン・マッキンタイアー

スエズ運河を消せ [著]デヴィッド・フィッシャー/ナチを欺いた死体 [著]ベン・マッキンタイアー

■第2次大戦秘話、驚きの謀略作戦  第2次大戦中の、謀略作戦の秘話が、立て続けに翻訳された。  『スエズ運河を消せ』では、マジック・ギャングと称する英国のカムフラージュ部隊が、戦場で多彩な偽装作戦を………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として [著]蓮池透

私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として [著]蓮池透

■原発の「自滅」を在職中に確信  東日本大震災の発生以降、「東京電力」の名を見聞きしない日は一日もない。新聞もテレビもこの会社を主語とするニュースを連日伝えてきた。にもかかわらず、東京電力とはどんな………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]社会

ロールズ 政治哲学史講義1・2 [著]ジョン・ロールズ

ロールズ 政治哲学史講義1・2 [著]ジョン・ロールズ

■率直、簡潔に「正義」を読み解く  本書はロールズによるハーバード大学での講義録であるが、現代の古典(カノン)として名高い『正義論』の読解に不可欠なテキストである。講義という形式のせいか、ロールズは………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]人文

鷹匠の技とこころ―鷹狩文化と諏訪流放鷹術 [著]大塚紀子

鷹匠の技とこころ―鷹狩文化と諏訪流放鷹術 [著]大塚紀子

■数千年も生き残った伝統猟法  凜々(りり)しい姿の鷹(たか)を拳に据えた凜々しい女性鷹匠(著者)。冒頭の写真に「一目ぼれ」して一気に読み終わった。  神話の時代から猛禽(もうきん)は強さや幸運の象………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]科学・生物

震災と鉄道 [著]原武史

震災と鉄道 [著]原武史

 ヨーロッパでは、教会や広場といった公共的空間が近代の市民社会を育んだ。日本においてその役割を果たしたものが駅であり、鉄道の車内であったとする著者は、「鉄学者」とも呼ばれる鉄道ファンの政治思想史学者。………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]社会

沖縄の戦後思想を考える [著]鹿野政直

沖縄の戦後思想を考える [著]鹿野政直

 普天間問題をはじめとする「沖縄の呻吟(しんぎん)」。それは少なくとも1945年の沖縄戦以来の根をもっている、と日本近現代史・思想史を専攻する著者はいう。  敗戦から72年の復帰までを「『占領』という………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]歴史 社会

帰還の謎/ハイチ震災日記 [著]ダニー・ラフェリエール

帰還の謎/ハイチ震災日記 [著]ダニー・ラフェリエール

■被災した故郷への追憶と予感  ハイチについて、なにを知っているだろう? 最初に独立した黒人の共和国。北半球の最貧国。ブードゥー教とゾンビのふるさと。2010年1月12日の大震災。そんなところか。か………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]国際

計画と無計画のあいだ―「自由が丘のほがらかな出版社」の話 [著]三島邦弘

計画と無計画のあいだ―「自由が丘のほがらかな出版社」の話 [著]三島邦弘

■本作り楽しむ小出版社の「熱」  東京・自由が丘にある築50年の小さな民家。ここにミシマ社がある。取次店を通さず、直接、書店に卸し、手作りのPOPで売り出す。社員数人の小出版社ながら、オリジナリティ………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]経済

女子学生、渡辺京二に会いに行く [著]渡辺京二、津田塾大学 三砂ちづるゼミ

女子学生、渡辺京二に会いに行く [著]渡辺京二、津田塾大学 三砂ちづるゼミ

■なすべきは自身を「磨く」こと  〈日本近代〉との格闘者、渡辺京二。おそろしい批評者がまだいるというのが評者の渡辺観であるが、津田塾大学のゼミ学生とのトークがまとめられた。アンバランスな組み合わせで………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]人文

日本のものづくり―競争力基盤の変遷 [著]港徹雄 

日本のものづくり―競争力基盤の変遷 [著]港徹雄 

■製造業、陰りの理由はどこに  韓国産の自動車が品質面で日本産と同等か上回るような評価を欧米で受ける。日本の電機メーカーがなかなか利益を出せない。一昔前に世界を席巻した日本の製造業の競争力にはっきり………[もっと読む]

[評者]植田和男(東京大学教授)
[掲載]2011年11月20日
[ジャンル]経済

ページトップへ戻る