2011年11月27日の書評一覧

河北新報のいちばん長い日―震災下の地元紙 [著]河北新報社

河北新報のいちばん長い日―震災下の地元紙 [著]河北新報社

■解のない自問自答、新聞の役割の原点  東日本大震災にさいして、東北の地元紙・河北新報がいかに対応し、何をどう伝えたか。そのドキュメントである。報道部、支局、写真部の第一線はもとより、印刷、販売、さ………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

芸術の陰謀―消費社会と現代アート [著]ジャン・ボードリヤール

芸術の陰謀―消費社会と現代アート [著]ジャン・ボードリヤール

■「ウォーホルで終わった」のか?  「消費社会と現代アート」という副題は1960年代のポップアートを語る上で最も的確なフレーズである。そんな大量生産時代の産物を主題にした極めつきのアーティストがアン………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで [著]田中ゆかり

「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで [著]田中ゆかり

■方言は土地固有じゃおまへん  「ひったくり許しまへん」。11月20日付本紙(大阪本社版)の京都市内ニュース面に、こんな見出しが躍っていた。京都市のひったくり発生件数が全国ワースト2という記事だが、………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

私自身であろうとする衝動―関東大震災から大戦前夜における芸術運動とコミュニティ [著]倉数茂

私自身であろうとする衝動―関東大震災から大戦前夜における芸術運動とコミュニティ [著]倉数茂

■「美的アナキズム」が問うもの  旧来の共同体が崩壊し、個が浮遊する今日。社会の流動化によって、あらゆる領域の自明性が喪失している。そんな時代には、なぜ生きているのかわからないという事態が生じ、人は………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]社会

ちづる―娘と私の「幸せ」な人生 [著]赤崎久美

ちづる―娘と私の「幸せ」な人生 [著]赤崎久美

 公開中のドキュメンタリー映画「ちづる」は、兄の赤崎正和が自閉症の妹のあるがままを映し出したが、本書では母が幼少期から今に至る子育ての悪戦苦闘を語っていく。避難訓練を恐れる千鶴。起きられない千鶴。駅の………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

脱原発「異論」 [著]市田良彦ほか

脱原発「異論」 [著]市田良彦ほか

 脱原発ではエネルギー危機になるとか経済がたちゆかない、という「異論」ではない。原発に批判的であり、さまざまな社会運動にコミットしてきた40代から60代の5人の論者による、脱原発運動の思想的検証の書。………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]社会

横浜事件・再審裁判とは何だったのか―権力犯罪・虚構の解明に挑んだ24年 [著]大川隆司、佐藤博史、橋本進

横浜事件・再審裁判とは何だったのか―権力犯罪・虚構の解明に挑んだ24年 [著]大川隆司、佐藤博史、橋本進

■戦時下日本の警察・司法を裁く  「免訴」  広辞苑を引くと、「刑罰権の内容を実現する利益と必要がない場合、すなわち……犯罪後刑が廃止されたとき……に言い渡される手続打切りの裁判」とある。  戦時下………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

ラーメンと愛国 [著]速水健朗

ラーメンと愛国 [著]速水健朗

■なぜ作務衣を着るのか  確かに謎だったのだ。なぜ最近のラーメン屋店主は、藍染めのTシャツや作務衣(さむえ)を着てタオルを頭に巻くのか。なぜ相田みつを系の人生訓やら「ラーメンポエム」を壁に張り出すの………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年11月27日

生きる力の源に―がん闘病記の社会学 [著]門林道子

生きる力の源に―がん闘病記の社会学 [著]門林道子

■550冊を分析、新分野開く  人はなぜ「闘病記」を書くのか、その社会的意味は、などの問題意識をもとに、約550冊の闘病記を分析し、時代と病(主にがん)の関係を明かした書である。1970年代からの闘………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]医学・福祉

それでもイギリス人は犬が好き―女王陛下からならず者まで [著]飯田操

それでもイギリス人は犬が好き―女王陛下からならず者まで [著]飯田操

■残虐な娯楽の反動で動物愛護  非常にユニークな「犬の本」だ。冒頭で、2003年の暮れ、エリザベス女王の愛犬がアン王女に飼われていたブルテリアに咬(か)まれて深手を負い、安楽死となった話が紹介される………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年11月27日
[ジャンル]科学・生物 国際

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