2012年04月08日の書評一覧

煩悶青年と女学生の文学誌 [著]平石典子/学校制服の文化史 [著]難波知子

煩悶青年と女学生の文学誌 [著]平石典子/学校制服の文化史 [著]難波知子

■明治日本学徒の外見と内実解析  期せずして同時期に近代日本(特に明治)の青年学徒の外見(制服)とその内実(精神)を解析する書が刊行された。両書とも研究書ではあるが、しかし平石書は明治の青年男女の内………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]歴史 教育

「自己啓発病」社会 [著]宮崎学

「自己啓発病」社会 [著]宮崎学

■切り離せぬ「自助」と「相互扶助」  1990年代以後「自己啓発」のための本がブームとなってきた。このような本は昔からあったように思えるが、著者によると、80年代に流行したのは「自己開発」のための本………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]社会

相田家のグッドバイ [著]森博嗣

相田家のグッドバイ [著]森博嗣

■親の老い、乾いた筆致で描く  かつて揺るぎなく見え「お手本」として導いてくれた親がいつの間にか「弱く」なりむしろこちらが保護者だと気づく瞬間がある。その発見はわりと唐突に訪れる。衰えていく父母を見………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

歴史学者 経営の難問を解く/電力改革―エネルギー政策の歴史的大転換 [著]橘川武郎

歴史学者 経営の難問を解く/電力改革―エネルギー政策の歴史的大転換 [著]橘川武郎

■「リアルな原発のたたみ方」とは  『歴史学者~』と言っても、著者は応用経営史というジャンルを専門とする経済学者だ。産業ごとの歴史から発展のダイナミズムを探り、そこから今日的な問題の解決策を導き出す………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]経済 社会

バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 [著]ダン・コッペル

バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 [著]ダン・コッペル

■ヒトがつくりかえてきた生命  バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。  バナナの原種は………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]科学・生物 社会

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか [著]リチャード・ワイズマン

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか [著]リチャード・ワイズマン

■進化した脳がお化けを映し出す  このヘンテコリンな本の著者は英国で人気の高い心理学者である。見えてはいけない幽霊を見えるようにする実践的なハウツー本と思わせておいて、じつは超常現象撲滅のキャンペー………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]科学・生物

下り坂では後ろ向きに 静かなスポーツのすすめ [著]丘沢静也

下り坂では後ろ向きに 静かなスポーツのすすめ [著]丘沢静也

■競技スポーツからの脱出を  ただのハウツーものではない。「より速く、より強く、より高く」という競技スポーツから脱出しよう、という価値観の転換を提起している。競技スポーツは競争社会における仕事と同じ………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]人文

なぜメルケルは「転向」したのか ドイツ原子力四〇年戦争の真実 [著]熊谷徹

なぜメルケルは「転向」したのか ドイツ原子力四〇年戦争の真実 [著]熊谷徹

■定点観測でたどる脱原発の道  福島原発事故の発生から3カ月後、ドイツ連邦議会は、原子力法の改正案を可決し、遅くとも2022年末までに原発を完全に廃止することを決めた。なぜ、ドイツは脱原発への道を開………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

開高健とオーパ!を歩く [著]菊池治男

開高健とオーパ!を歩く [著]菊池治男

 開高作品で何が好き? 『日本三文オペラ』『ベトナム戦記』『輝ける闇』『夏の闇』…。様々な名が挙がる中、『オーパ!』を推す方も多いだろう。1970年代後半、月刊誌に連載された、アマゾンを中心にした壮大………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

飼い喰い 三匹の豚とわたし [著]内澤旬子

飼い喰い 三匹の豚とわたし [著]内澤旬子

 世界各地の屠畜(とちく)を取材してきた著者が、3匹の豚を飼い育て、肉にして食べるまでの1年間をたどったドキュメント。千葉県の居酒屋跡の建物を改造して飼い始める。豚に名前をつけ、ペットのようにかわいが………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2012年04月08日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

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