2013年03月31日の書評一覧

森鴎外―日本はまだ普請中だ [著]小堀桂一郎

森鴎外―日本はまだ普請中だ [著]小堀桂一郎

■破格の人間語る、700ページの「史伝」  取り扱われた森鴎外の事績が膨大に過ぎたのか、それとも著者の側で書くべき材料が溢(あふ)れ返ったのか。たぶん両方が切り結んで700ページに及ぶ大評伝となった………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

児玉誉士夫 巨魁の昭和史 [著]有馬哲夫

児玉誉士夫 巨魁の昭和史 [著]有馬哲夫

■米国公文書から足跡を探る  右翼、黒幕、政商……児玉誉士夫に載せられてきた形容である。ロッキード事件の被告となり、CIAとのかかわりも明るみに出たが、いまも実像は霧の中にあり続けている。本書は主に………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

文化系トークラジオ―Lifeのやり方 [著]鈴木謙介・長谷川裕・Life Crew

文化系トークラジオ―Lifeのやり方 [著]鈴木謙介・長谷川裕・Life Crew

 「クリスマス資本論」「動員と革命」……。30〜40代を中心としたライターや研究者が、文化系サークルの部室のような会話を毎月1回深夜に展開してきたラジオ番組。パーソナリティーの社会学者やプロデューサー………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]経済

学問は現実にいかに関わるか [著]三谷太一郎

学問は現実にいかに関わるか [著]三谷太一郎

 日本近代政治史の研究者が、福沢諭吉、吉野作造、大山郁夫、蝋山政道、丸山眞男らを例に、学問と現実の関わりを考えた。福沢は、高い水準の「学問」を担う人間に「人望」が集まるとし、人望がなければ学問は用をな………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]教育

インフォメーション 情報技術の人類史 [著]ジェイムズ・グリック

インフォメーション 情報技術の人類史 [著]ジェイムズ・グリック

■人間とは何か、皮肉に悲しげに  人は常に情報に支配されてきた。遺伝子に刻まれた情報がぼくたちのあり方を規定し、情報の扱いが文明の興亡をもたらす。だからこそ情報の蓄積、形式化、伝達は急激に発展し続け………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]人文

危機の憲法学 [著]奥平康弘 [編]樋口陽一

危機の憲法学 [著]奥平康弘 [編]樋口陽一

■憲法の対応力を理論的に検討  東日本大震災の発生から2カ月近くたった5月3日の憲法記念日、東京都内で開かれた改憲派の集会に出向いた。そこで何が語られるか、聞いておきたかったからだ。  「自衛隊の災………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]政治

孤独な天使たち [著]ニッコロ・アンマニーティ

孤独な天使たち [著]ニッコロ・アンマニーティ

■ぶつかりあう姉弟はやがて  他人に共感できず、「自己愛性人格障害」と診断された14歳の少年、ロレンツォは、学校で仲間に恵まれず、孤独な日々を過ごしていた。しかし両親は、息子がたくさんの友だちに囲ま………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]文芸

カールシュタイン城夜話 [著]フランティシェク・クプカ

カールシュタイン城夜話 [著]フランティシェク・クプカ

■チェコ宮廷、王と側近らの七夜  カレル四世といえば、14世紀後半の神聖ローマ皇帝で、ボヘミア王、ドイツ王でもあった人物である。現在のプラハではカレル橋やカレル大学にその名が残る。彼は各国の宮廷に華………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]歴史 文芸

蟠桃の夢―天下は天下の天下なり [著]木村剛久

蟠桃の夢―天下は天下の天下なり [著]木村剛久

■難解な思想書を解説する  帯の背に、「山片蟠桃(やまがたばんとう)の生涯」とある。そうに違いないが、普通の伝記と思って読むと面くらうだろう。主人公の顔形が鮮明に見えてこない。  蟠桃は江戸時代の大………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]歴史

プレジデント・クラブ―元大統領だけの秘密組織 [著]ナンシー・ギブス、マイケル・ダフィー

プレジデント・クラブ―元大統領だけの秘密組織 [著]ナンシー・ギブス、マイケル・ダフィー

■権力者の駆け引きや嫉妬活写  どんな組織や役職であれ前任者との距離の取り方は悩ましい。頼りになることもあれば、疎ましいこともある。こと米大統領という権力者間の関係となればなおさらだ。  本書はタイ………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年03月31日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

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