2013年07月21日の書評一覧

世界を回せ(上・下) [著]コラム・マッキャン

世界を回せ(上・下) [著]コラム・マッキャン

■綱渡りへの視線、境遇越えつなぐ  1974年8月7日の早朝、マンハッタンの今はなき世界貿易センターのツインタワーの間で綱渡りした男がいた。地上400メートル(!)に張られたワイヤーの上を歩いたのは………[もっと読む]

[評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

進化するアカデミア―「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来 [著]江渡浩一郎・ニコニコ学会β実行委員会

進化するアカデミア―「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来 [著]江渡浩一郎・ニコニコ学会β実行委員会

■学会ネット中継、視聴者も参加  研究者が集う学会は創造性を加速させる場として古くから機能してきた。論文で研究成果を共有し、年次大会などを通じて研究者をつなげる。では、それを現在のネット環境を前提に………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]文芸 政治

私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史 [著]諸富徹

私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史 [著]諸富徹

■税制の歴史から国家を考える  日本の税収は経済規模に比べて小さく、先進国最小の政府だ。そして日本は最も増税できない国である。消費税率5%は先進国で際だって低い。世界最速で高齢化が進み、社会保障費を………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]政治

四つの小さなパン切れ [著]マグダ・オランデール=ラフォン

四つの小さなパン切れ [著]マグダ・オランデール=ラフォン

■対岸の傷ではない痛みの記憶  年齢を問われ16歳を18歳と言ったマグダは「ならば右!」。母親と妹は「ならば左!」で、左には死が、右には強制収容所があった——。  家族で唯一、ハンガリーのユダヤ人で………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

ヨハネスブルグの天使たち [著]宮内悠介

ヨハネスブルグの天使たち [著]宮内悠介

 直木賞候補作。受賞は逃したが、次点という高評価だった。近未来の世界5都市を舞台にした連作短編集。作品をつなぐのは、夕立のように高層ビルから降り落ちる美少女ロボットだ。紛争で荒廃した街から企業が撤退し………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]文芸

もうひとつのこの世―石牟礼道子の宇宙 [著]渡辺京二

もうひとつのこの世―石牟礼道子の宇宙 [著]渡辺京二

 『苦海浄土』が作品としてまとまる過程に編集者として立ち合った著者は、当初から「傑作」であることを確信し、1969年からは石牟礼が書く原稿の大半を清書した。最も深い理解者の一人として、石牟礼作品は日本………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

江戸の風評被害 [著]鈴木浩三

江戸の風評被害 [著]鈴木浩三

■うわさの陰に思惑がうごめく  テレビやインターネットがない時代は、情報の伝達速度が遅いし、そのぶん噂(うわさ)も広まりにくかったのではないか、と漠然と思っていた。しかし江戸時代にも、噂はかなりの速………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]歴史

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

深海魚ってどんな魚―驚きの形態から生態、利用 [著]尼岡邦夫

■大人の世界観、揺さぶる図鑑  ただの子ども向け学習図鑑と思ってはいけない。これは大人も驚かす本である。  これまでの深海魚本はピンボケ写真と干物のような標本写真に失望させられたが、博物画に似せた白………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]科学・生物

新大陸主義―21世紀のエネルギーパワーゲーム [著]ケント・E・カルダー

新大陸主義―21世紀のエネルギーパワーゲーム [著]ケント・E・カルダー

■資源で結びつくユーラシア  最近、主要国首脳の外遊先を見るにつれ、エネルギー問題の重みが一段と増していることを実感する。  こうした印象を裏付けるかのように、著者は、過去四半世紀の間に、ユーラシア………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]政治 社会

「大菩薩峠」を都新聞で読む [著]伊東祐吏

「大菩薩峠」を都新聞で読む [著]伊東祐吏

■大長編の謎に迫り、問題提起  『大菩薩峠(だいぼさつとうげ)』という長篇(ちょうへん)小説をご存じだろうか。文庫で全二十巻もある。大衆小説の古典と呼ばれている。作者は、中里介山(かいざん)である。………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年07月21日
[ジャンル]歴史

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