2013年08月11日の書評一覧

ルイス・ブニュエル [著]四方田犬彦

ルイス・ブニュエル [著]四方田犬彦

■反転と逆説の映画、妖しい輝きを活写  ルイス・ブニュエルは、1900年にスペインに生まれ、1983年に没した映画監督である。彼はシュールレアリスム映画の金字塔とされる第1作『アンダルシアの犬』から………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

歌舞伎座界隈 [著]藤田三男

歌舞伎座界隈 [著]藤田三男

■下町の「失われた時を求めて」  下町とは何かと考えさせられた。そして東京にとって、下町はどのような役割をはたしてきたのか。さらに歌舞伎座にとって、日本文化にとって、下町とは何だったのだろうかと、考………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]社会

「少女小説」の生成―ジェンダー・ポリティクスの世紀 [著] 久米依子

「少女小説」の生成―ジェンダー・ポリティクスの世紀 [著] 久米依子

■規範と逸脱の麗しき輪舞  近代日本の「少女小説」。このジャンルの独自性は、日本の近代化と文化表象の特異性を裏書きしている。少女小説が登場したのは、明治30年代のこと。その系譜は近年のコバルト文庫に………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

日本のタコ学 [編著]奥谷喬司

■「頭」か「腹」か、から「心」まで  ここ20年で大飛躍をとげた日本の「タコ学」。その成果を集めた論文集となれば一読せずにいられない。たとえば「タコの体」は、どこが頭でどこが背中なのか? 最新の理解………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]科学・生物

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド [編著]東浩紀

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド [編著]東浩紀

 ウクライナで旧ソ連時代の1986年に起こったチェルノブイリ原発事故の跡地、いわゆる「ゾーン」へのツアーは2011年から本格化した。本書の旅には、東のほか津田大介や開沼博らが参加し、老朽化した「石棺」………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]社会 国際

井上ひさしと考える 日本の農業 [著]井上ひさし [編]山下惣一

井上ひさしと考える 日本の農業 [著]井上ひさし [編]山下惣一

 農業や食の問題について、発言を続けた井上ひさしさん。「コメの自由化」をめぐる議論が盛んになった1987年から、2008年までのエッセーや講演・対談を、農民作家の山下惣一さんが編んだ。「競争原理で企業………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]経済 社会

ドゥルーズの哲学原理 [著]國分功一郎

ドゥルーズの哲学原理 [著]國分功一郎

■相手の考えの奥に潜り込む  フランス現代思想は難解だ、と我々の多くは考えているはずだ。特にジル・ドゥルーズはその最高峰だ。難しい。  そのドゥルーズを快刀乱麻を断つごとく、簡潔に読みほどいていくの………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]人文

消費税日記―検証 増税786日の攻防 [著]伊藤裕香子

消費税日記―検証 増税786日の攻防 [著]伊藤裕香子

■「最強の根拠」は財務省の発案  野田佳彦内閣が消費税増税法を成立させて、昨日(10日)でちょうど1年たった。本書は2010年6月17日、菅直人総理(当時)の参院選での消費税10%発言から法案成立ま………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]経済

考えすぎた人―お笑い哲学者列伝 [著]清水義範

考えすぎた人―お笑い哲学者列伝 [著]清水義範

■「入り口」へ誘う快調な文章擬態  神託をもとめ「ソクラテスより頭のいい人間はいますか」と訊(たず)ねるところを、「頭の強い人間」と言い損ねたあとの顛末(てんまつ)から、サルトルを被告とする恋愛裁判………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]人文

グローブトロッター―世界漫遊家が歩いた明治ニッポン [著]中野明

グローブトロッター―世界漫遊家が歩いた明治ニッポン [著]中野明

■人は旅になにを求めるのか  19世紀末の欧米にグローブトロッター(世界漫遊家)と呼ばれる人々が出現する。交通機関の進展と低廉化にともない、旅が消費の一形態として、貴族だけでなく、多くの民間人に開放………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2013年08月11日
[ジャンル]歴史 国際

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