2013年10月13日の書評一覧

自民党と公務員制度改革 [著]塙和也

自民党と公務員制度改革 [著]塙和也

■背筋が凍る、近代日本の衰亡史  本書が対象とする時期は2008年2月から公務員関連法案の廃案が決まる翌年7月までだ。著者は「古い時代の政治を取り扱っている」と謙遜するが、決してそんなことはない。評………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]政治

ドキュメント電王戦―その時、人は何を考えたのか [著]羽生善治ほか

ドキュメント電王戦―その時、人は何を考えたのか [著]羽生善治ほか

■人間対人間のドラマだった  この春開かれたプロ棋士とコンピューター将棋ソフトの5対5の団体戦「電王戦」を200万人がニコニコ動画でみた。棋戦を超えた「人間対機械」という意味合いに関心も高まったのだ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

沖縄の自立と日本―「復帰」40年の問いかけ [著]大田昌秀、新川明、稲嶺惠一、新崎盛暉/夕凪の島―八重山歴史文化誌 [著]大田静男

沖縄の自立と日本―「復帰」40年の問いかけ [著]大田昌秀、新川明、稲嶺惠一、新崎盛暉/夕凪の島―八重山歴史文化誌 [著]大田静男

■沖縄の側から日本を語る  『沖縄の自立と日本』は、2012年11月に法政大学でおこなわれたシンポジウムをもとにした本である。  座談会をそのまま起こしたものではない。会場で語られた主張をさらに鮮明………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]歴史

サリンジャー―生涯91年の真実 [著]ケネス・スラウェンスキー

サリンジャー―生涯91年の真実 [著]ケネス・スラウェンスキー

■禁欲的な隠遁者、執筆と祈りの日々  J・D・サリンジャー。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、ご存知(ぞんじ)『ライ麦畑でつかまえて』で全世界の反抗する若者たちに影響を与え続けてきた作家。斬新な口語………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

RePUBLIC 公共空間のリノベーション  [著]馬場正尊+OpenA

RePUBLIC 公共空間のリノベーション  [著]馬場正尊+OpenA

 街中の公園でアートイベントをしようとしても制約だらけ。建築家の著者は、公共空間を管理する側ではなく、使う側の論理で運営することを訴え、公園運営の民営化、役所を街に開く試みや、廃校・水辺の活用例を紹介………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]社会

女たちのサバイバル作戦 [著]上野千鶴子

女たちのサバイバル作戦 [著]上野千鶴子

 ネオリベ(新自由主義)とナショナリズムは仲良しだが、意外なことに「男女共同参画」政策とも親和性が高い。なぜなら女性にも労働市場に参入してほしいから。ただし働くなら男性なみに長時間、バリバリと。でなけ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]社会

翻訳がつくる日本語―ヒロインは「女ことば」を話し続ける [著]中村桃子

翻訳がつくる日本語―ヒロインは「女ことば」を話し続ける [著]中村桃子

■なぜ性別が強調されるのか  現代日本で暮らしていて、「私は賛成ですわ」「俺はかまわないぜ」といった言葉づかいをするひとに、私は遭遇したことがない。  しかし、日本語に翻訳された外国人の発言(あるい………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]文芸

太平洋戦争下 その時ラジオは [著]竹山昭子/大本営発表のマイク [著]近藤富枝

太平洋戦争下 その時ラジオは [著]竹山昭子/大本営発表のマイク [著]近藤富枝

■「報道」から「報導」への傾斜  東京放送局(JOAK)が、テスト放送を開始したのは、1925年3月1日。ラジオはまもなく90年という節目を迎えるが、そのせいかラジオに関する書、あるいは放送人の実像………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]歴史

アメリカはアートをどのように支援してきたか [著]タイラー・コーエン

アメリカはアートをどのように支援してきたか [著]タイラー・コーエン

■間接助成で芸術活動支える  芸術支援のために庶民の税金は投じられるべきか。右派は民間の自助を、左派は福祉の拡充を求める立場からともに懐疑的だ。  「人はパンのみにて生くるにあらず」「戦闘機一機の値………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件 [著]アンドリュー・カウフマン

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件 [著]アンドリュー・カウフマン

■読者の想像力で物語が完成  銀行強盗が、そこに居合わせた人たちに、お金ではなく「もっとも思い入れのあるもの」を要求する。母が大学卒業時にくれた腕時計、高校時代から使っている電卓、子どもの写真など。………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年10月13日
[ジャンル]文芸

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