2013年12月22日の書評一覧

そして最後にヒトが残った [著]クライブ・フィンレイソン

そして最後にヒトが残った [著]クライブ・フィンレイソン

■もうひとつの人類、なぜ絶滅したのか  ネアンデルタール人と聞くだけで心が動かされるのはなぜだろう。たぶん気づかないうちに想像してしまうのだ。我々の他に高い知能をもつ人類が生きていた、その時代の、そ………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]科学・生物

紅白歌合戦と日本人 [著]太田省一

紅白歌合戦と日本人 [著]太田省一

■安住の地求める大晦日の儀式  本書の初めに、「私たち日本人が六〇年以上にわたって『紅白』を見続けてきたのは、そこに〈安住の地(ホーム)〉を見出(みいだ)してきたから」との一節がある。この〈安住の地………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

近代世界システム4―中道自由主義の勝利―1789−1914 [著]I・ウォーラーステイン

近代世界システム4―中道自由主義の勝利―1789−1914 [著]I・ウォーラーステイン

■真骨頂の「自由貿易は保護主義」  「長い16世紀」を扱った1巻刊行が1974年、やっと待望の4巻が出た。本書ではフランス革命の衝撃を吸収する過程である「長い19世紀」(1789〜1914年)を扱い………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]歴史 国際

脳病院をめぐる人びと 帝都・東京の精神病理を探索する [著]近藤祐

脳病院をめぐる人びと 帝都・東京の精神病理を探索する [著]近藤祐

■別角度の文学史が見えてくる  日本近代の精神科病院は、公立施設に限定するならば、都市の美観と治安を守るために路上生活者を一掃する政策から誕生した。明治5年にロシア皇太子が訪日するのに合わせ、困窮者………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉

絵本で読みとく宮沢賢治 [編]中川素子、大島丈志

絵本で読みとく宮沢賢治 [編]中川素子、大島丈志

 宮沢賢治の童話は盛んに絵本化されてきた。1948〜2012年に出た賢治絵本は247点にのぼる。特に「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」が多い。本書では美術と絵本の研究者中川素子ら18人が絵本によっ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

自殺 [著]末井昭

自殺 [著]末井昭

 小学生にして母をダイナマイト心中で失った著者のつづる、人の生き死にをめぐるエッセー。といっても、そこは「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」を世に送った鬼才編集者、エロや幽霊や神さまが登場し、自身の不倫………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

キノコ切手の博物館 [著]石川博己

キノコ切手の博物館 [著]石川博己

■鮮やかな美術書のような味わい  40年近くも「世界のキノコ切手」を収集しつづけている著者による、キノコ愛&切手愛あふれる本。キノコをモチーフにした各国の切手が、フルカラーで紹介される。  著者は、………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]文芸 科学・生物

HELLO WORLD―「デザイン」が私たちに必要な理由 [著]アリス・ローソーン

HELLO WORLD―「デザイン」が私たちに必要な理由 [著]アリス・ローソーン

■消費して生きるという原罪性  デザインの現在がわかるだけでなく、時代の核に直接さわる臨場感、スピード感があった。今やデザインが、企業の命運だけでなく、時としてコミュニティーや国の未来を、決定し始め………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

野生のオーケストラが聴こえる―サウンドスケープ生態学と音楽の起源 [著]バーニー・クラウス

野生のオーケストラが聴こえる―サウンドスケープ生態学と音楽の起源 [著]バーニー・クラウス

■耳を澄ませば現れる「音の風景」  バーニー・クラウスは、スタジオ・ギタリストとしてキャリアをスタートさせた。ポール・ビーヴァーと出会い、二人で『地獄の黙示録』『ローズマリーの赤ちゃん』などの有名映………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

イン・ザ・ヘブン [著]新井素子

イン・ザ・ヘブン [著]新井素子

■どこか軽妙な人類滅亡の物語  いずれは訪れる個々人の死や人類の終焉(しゅうえん)を主題にした作品からなる短編集。と紹介すると非常に重たいが、36年前、高校生作家としてデビューした頃と同様、筆致は軽………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年12月22日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

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