2014年02月16日の書評一覧

私のなかの彼女 [著]角田光代

私のなかの彼女 [著]角田光代

■紡いでいる「物語」がちがうから  祖母が生前、小説を出版していたことを知った和歌は、自身も新人賞に応募し、作家として身を立てるようになる。イラストレーターである恋人の仙太郎との齟齬(そご)、作家に………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]文芸

白熱光 [著]グレッグ・イーガン

白熱光 [著]グレッグ・イーガン

■「あなたはDNA生まれですか」  綿密な科学考証を元に大きな物語をつむぐハードSFを紹介したい。当代屈指のSF作家、グレッグ・イーガンの最新翻訳長編だ。  奇数章と偶数章で別々の物語が進行し、いず………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]文芸

ヘンリー・ミラーの八人目の妻 [著]ホキ徳田

ヘンリー・ミラーの八人目の妻 [著]ホキ徳田

■軽薄体で語るゴージャスな交流  ホキ徳田というと、私のような“遅れてきた世代(ただ今50代前半)”には、妙になまめかしいイメージがある。彼女が結婚した文豪ヘンリー・ミラーの『北回帰線』が性的描写の………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

フェアな未来へ―誰もが予想しながら誰も自分に責任があるとは考えない問題に私たちはどう向きあっていくべきか [編]W・ザックス、T・ザンタリウス

フェアな未来へ―誰もが予想しながら誰も自分に責任があるとは考えない問題に私たちはどう向きあっていくべきか [編]W・ザックス、T・ザンタリウス

■「予防的公正」は処方箋となるか  「公正(フェア)」とは何か。これは倫理的な問いに留(とど)まらず、私たち自身の利益に直接影響を与える問題だと本書は述べる。たしかに私たちは、世界規模での不公正には………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]社会 国際

日本の社会主義―原爆反対・原発推進の論理 [著]加藤哲郎

日本の社会主義―原爆反対・原発推進の論理 [著]加藤哲郎

 日本の社会主義を1世紀前の草創期から冷静に描きつつ、本質的な問題点として敗戦後の原子力政策への対応を追究した。それを一言でまとめると副題となる。被爆国日本で原発を推進したのは保守陣営だけでなく、社会………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]社会

平和を考えるための100冊+α [編]日本平和学会

平和を考えるための100冊+α [編]日本平和学会

 隣国との関係がこじれ、集団的自衛権や憲法改正の議論が続く今、「過去の経験を共有する」足場をつくろう、というブックガイド。日本平和学会の創立40年を機に、様々な分野の研究者85人が書いた。  カントや………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]人文 社会

天皇と葬儀―日本人の死生観 [著]井上亮

天皇と葬儀―日本人の死生観 [著]井上亮

■古代から「極力質素に」望む  天皇・皇后両陛下の意向により従来の天皇葬儀を見直し、土葬を火葬に改めるという報道が、昨年流れた。「国民生活に影響を与えぬため」という理由を含めて大改革と受け取れそうだ………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]歴史

日本インテリアデザイン史 [著]鈴木紀慶・今村創平

日本インテリアデザイン史 [著]鈴木紀慶・今村創平

■闘争から離れ、浮遊する美しさ  現在日本のインテリアデザインは、その質とユニークさにおいて、世界でもトップのレベルにある。しかし、今まで、その包括的な歴史をカバーする書物がなかった。その意味で本書………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

科学VS.キリスト教―世界史の転換 [著]岡崎勝世

科学VS.キリスト教―世界史の転換 [著]岡崎勝世

■真実追究に命賭けたロマン  既存の価値観を変える意識革命は一人の天才によってなし遂げられるものではない。本書は17世紀の「科学革命」から「博物学の世紀」(18世紀)に至るまで、多くの天才がいかにし………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]人文 科学・生物 新書

父の戒名をつけてみました [著]朝山実

父の戒名をつけてみました [著]朝山実

■周辺事情もぬかりなく調査を  現代の日本人はどう葬送されるのがいいのか。熱心な仏教徒である場合を除き、多くの人がお寺に払う葬儀費用を「妥当」とは思っていない。かといってその場で強く主張できるほどの………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年02月16日
[ジャンル]人文

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