2014年03月30日の書評一覧

辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 [著]佐々木健一

辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 [著]佐々木健一

■編纂者2人の訣別、語釈に現れる心理  小説よりも面白い。評言は、この一言に尽きる。  何が、面白いか。小説のような事実だからである。  辞書が小説とは思わなかった。神聖な学術書、だと信じていた。何………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]文芸 社会

教養としての冤罪論 [著]森炎

教養としての冤罪論 [著]森炎

■市民が誤判を回避する方法論  人を裁くことには責任がともなう。その責任はこれまで職業裁判官が一手に引き受けてきた。しかし裁判員制度の導入によって、一般市民もそれを引き受けなくてはならなくなった。 ………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]人文 社会

高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? [著]大理奈穂子・栗田隆子・大野左紀子・水月昭道

高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? [著]大理奈穂子・栗田隆子・大野左紀子・水月昭道

■大学院出ても万年非常勤とは  周知のように、日本では大学院修了者の就職の間口は狭い。専門にもよるが、一般に人文社会科学系の研究職志望者は、専任教員になれなければ低所得の不安定雇用、研究費も自弁の悲………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]社会

1971年 市場化とネット化の紀元 [著]土谷英夫

1971年 市場化とネット化の紀元 [著]土谷英夫

■ドルが動き、すべてが動いた  つくづく「グローバル化には明確な定義はない」(『グローバル・トランスフォーメーションズ』D・ヘルド他編)と思う。定義がないから必然でもあるし、そうでもない。本書は必然………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]IT・コンピューター 社会

ホーム [著]トニ・モリスン

ホーム [著]トニ・モリスン

■人生取り戻す「故郷への帰還」  トロイア戦争から帰還する英雄の遍歴を歌った古代ギリシアの『オデュッセイア』のように、文学は〈故郷への帰還〉を好んで描いてきた。ノーベル賞にも輝いた黒人女性作家が、8………[もっと読む]

[評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]文芸 人文

熊野・新宮の「大逆事件」前後——大石誠之助の言論とその周辺 [著]辻本雄一

熊野・新宮の「大逆事件」前後——大石誠之助の言論とその周辺 [著]辻本雄一

■木の国に新思想の奇人が結集  和歌山県は、木の国である。近代まで森林の恩恵で経済と文化を繁栄させてきた地域だが、その森林がいま急激に荒廃しつつある。原因の一つは、南方熊楠が体を張って阻止しようとし………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

数学 想像力の科学 [著]瀬山士郎

数学 想像力の科学 [著]瀬山士郎

■いちばん正確に伝わる外国語  数学の教科書が、この本であればいい! 回り道で理解が深まるからではない。こっちが数学の本質だから。  始まりからしびれる。「数とは想像力の産物だ」。数をものに対応させ………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]教育

人間と動物の病気を一緒にみる—医療を変える汎動物学の発想 [著]バーバラ・N・ホロウィッツ キャスリン・バウアーズ

人間と動物の病気を一緒にみる—医療を変える汎動物学の発想 [著]バーバラ・N・ホロウィッツ キャスリン・バウアーズ

■疾病の治療・予防に新たな展開  がんや心臓病、性感染症、自傷行為や摂食障害など、人間だけが罹(かか)ると思いがちの、病気、実は多くの動物も罹患(りかん)したり、よく似た症状を見せるという。乳がんに………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]科学・生物

3・11で僕らは変わったか [著]もんじゅ君

3・11で僕らは変わったか [著]もんじゅ君

 著者はフォロワーが10万人を超えるツイッターで人気のゆるキャラ。東日本大震災以降、ゆるゆると脱原発への思いをつぶやいてきたもんじゅ君が、震災3年を機に5人の著名人と語り合った対談集。  美術家の奈良………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]社会

下町ボブスレー——世界へ、終わりなき挑戦 [著]伴田薫

下町ボブスレー——世界へ、終わりなき挑戦 [著]伴田薫

 氷のコースを時速120キロ以上で滑走するボブスレーは、氷上のF1と呼ばれる。摩擦抵抗と空気抵抗をできるだけ減らし、いかに減速させないかがかぎになる。不思議なことに物作りの国日本の選手は今まで外国製の………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年03月30日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

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