2014年04月13日の書評一覧

革命と反動の図像学 一八四八年、メディアと風景 [著]小倉孝誠

革命と反動の図像学 一八四八年、メディアと風景 [著]小倉孝誠

■19世紀の民衆は「英雄」か「蛮族」か  もし、タイムマシンがあって一度だけ過去に連れ戻してくれるのなら、迷わず、1789年のフランス革命から1870年の普仏戦争までを選ぶ。本書とも重なるこの約80………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]歴史 社会

性の悩み、セックスで解決します。 [著]シェリル・T・コーエン−グリーン他

性の悩み、セックスで解決します。 [著]シェリル・T・コーエン−グリーン他

 昨年末公開された米映画「セッションズ」の原作。著者は、さまざまな性不全の克服を手助けする女性性治療士で、30年以上にわたり900人を超える相談者とセックスしてきた。本書は彼女の個人的な回想録ではあ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり [著]秋山駿

「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり [著]秋山駿

 昨年10月に亡くなった文芸評論家の著者が、その3月まで文芸誌に連載していたエッセー。「書く」ことを思索と生の駆動装置としてきた著者は、「物語り的なものをなるべく拒否」してきたのに、「伝説やお化けが………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

教授と少女と錬金術師 [著]金城孝祐

教授と少女と錬金術師 [著]金城孝祐

■ギャグか耽美かフェチか?  実に奇妙な読書体験だった。あらすじは、ちゃんとある。主人公は、油脂の研究を志す薬学部の大学院生。親戚が薬局をしていた店舗を借りて、調剤室で食用油を精製し、こっそり小金を………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]文芸

憎むのでもなく、許すのでもなく ユダヤ人一斉検挙の夜 [著]ボリス・シリュルニク

憎むのでもなく、許すのでもなく ユダヤ人一斉検挙の夜 [著]ボリス・シリュルニク

■心の「戦後」を乗り越えるまで  東アジアで国家がいま、政治の道具として語る戦争に辟易(へきえき)していたとき、この本に出会った。個人にとっての戦争には、心の傷とたたかう無数のなまなましい物語がある………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃 [著]山田昌弘

「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃 [著]山田昌弘

■行き着く先は年間20万余の孤立死  「パラサイト・シングル」「婚活」といった流行語を世に送り出し、家族問題を検証してきた筆者による新刊。今回のキーワードは、「難民」と穏やかではない。家族とは「自分………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]人文 社会

戦争俳句と俳人たち [著]樽見博

戦争俳句と俳人たち [著]樽見博

■生き方の地肌があらわれる  戦争俳句とは戦時下に詠まれた俳句だが、聖戦俳句、生活俳句、さらにはプロレタリア文学系の流れを汲(く)む俳句とその内訳は多岐にわたる。加えて俳句の本質をめぐり新興俳句と伝………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]歴史 人文

驚くべき日本語 [著]ロジャー・パルバース

驚くべき日本語 [著]ロジャー・パルバース

■世界言語にもなりうる可能性  一種の日本礼賛本かと読みはじめたら、見事に裏切られた。筆者は、日本語を礼賛するが、現在の日本、日本人に対して批判的である。日本語と日本人は別物であり、日本語は「驚くべ………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]人文 国際

ヴァギナ [著]ナオミ・ウルフ

ヴァギナ [著]ナオミ・ウルフ

■創造の源、個性豊かで神秘的  アメリカのフェミニスト、ナオミ・ウルフの日本での新刊がずばり『ヴァギナ』。大胆、かつ簡潔なタイトルだ。  本書の中で、ウルフは自分が患った骨盤神経の圧迫から話を始める………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]人文 社会

異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集 [著]田渕句美子

異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集 [著]田渕句美子

■和歌で表現した魂の自由  『百人一首』にも入っている式子内親王の和歌、「玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする」は、「内親王自身の、秘めた恋心を歌ったもの」と解釈されることが多い。………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]歴史 人文

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