2015年07月12日の書評一覧

二重螺旋―完全版 [著] ジェームズ・D・ワトソン

二重螺旋―完全版 [著] ジェームズ・D・ワトソン

■生命科学の時代と露骨な競争の幕開け  著者のジム・ワトソンは生命科学界のスティーヴ・ジョブズだ。本質をズバリとつかみとる強烈な直観力、高速回転する頭脳、沸き立つエネルギー、身体中から放射されるオー………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

忘れられた詩人の伝記―父・大木惇夫の軌跡 [著]宮田毬栄

忘れられた詩人の伝記―父・大木惇夫の軌跡 [著]宮田毬栄

 戦争に協力する詩を書いたとして、後に非難された詩人・大木惇夫。その生涯をエッセイストの次女が掘り起こした。  戦いが嫌いで、軍一という本名すら嫌った叙情詩人が、なぜ戦争詩を書いたのか。  著者は、そ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

高峰秀子かく語りき [編解] 斎藤明美

高峰秀子かく語りき [編解] 斎藤明美

 高峰秀子は5歳でデビュー以来、300本を超える映画に出演。名随筆家としても知られた。24歳から78歳までの対談を集めた本書では、俳優や文学者、政治家らを相手に自分自身の言葉で語り、人としての素養を感………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

寺院消滅―失われる「地方」と「宗教」』 [著]鵜飼秀徳

寺院消滅―失われる「地方」と「宗教」』 [著]鵜飼秀徳

■25年後に35%減!? 実情率直に  若年女性の減少や、都市への人口流出を理由として2040年までに消滅する可能性のある都市(市区町村)のことを消滅可能性都市といい、その数は896になる。  都道………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]政治 人文 社会

国体論はなぜ生まれたか―明治国家の知の地形図 [著] 米原謙

国体論はなぜ生まれたか―明治国家の知の地形図 [著] 米原謙

■近代の鬼門、今を議論する礎に  国体は近代日本史研究の鬼門だ。言論や政局を支配する強力な理念だったが、その内実が捉え難かったからだ。  本書はそんな「国体」の成立過程を辿(たど)る。その語を初めに………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]歴史 人文

百貨店で〈趣味〉を買う―大衆消費文化の近代 [著] 神野由紀

百貨店で〈趣味〉を買う―大衆消費文化の近代 [著] 神野由紀

■紳士が愛したキッチュな「国風」  かつて百貨店は女性のものではなかった。現在は化粧品や婦人服の売り場が中心になっているように、女性の消費に支えられている。だが、著者が論じるのは、近代都市に出現した………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]政治 社会

国際協調の先駆者たち―理想と現実の200年 [著] マーク・マゾワー

国際協調の先駆者たち―理想と現実の200年 [著] マーク・マゾワー

■教科書的通史離れ、歴史を再構築  ギリシャの近現代史や20世紀の欧州史を専門とする気鋭の歴史家として、数々の話題作を生み出してきたマーク・マゾワー氏の著書が、初めて邦訳された。ナポレオン後から現在………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]歴史 政治 社会

ウイダーの副王 [著] ブルース・チャトウィン

ウイダーの副王 [著] ブルース・チャトウィン

■波乱にみちた奴隷商人の生涯  19世紀初頭のアフリカ西部ダホメー王国の奴隷積み出し港ウイダーに、ブラジルから一人の奴隷商人がやってきた。王に捕らえられ、不吉な白い肌を黒く染めるためインディゴ(青藍………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]文芸

世阿弥の世界 [著] 増田正造

世阿弥の世界 [著] 増田正造

■「極北の演劇」が今、示すヒント  能に興味を持ったのは、二十年ほど前だが、様々な演劇論を読む仕事のなかで、『風姿花伝』の面白さ、世阿弥という人物の魅力に出会って驚かされた。  本書はその興味をより………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書

女装して、一年間暮らしてみました。 [著]クリスチャン・ザイデル

女装して、一年間暮らしてみました。 [著]クリスチャン・ザイデル

■性の自由、喜びと困難を追体験  本書は、1人の男性が「女性性を着る」物語であり、同時に「男性性を脱ぐ」物語でもある。風邪をひきやすい体質の著者が、寒さ対策にと女性用ストッキングを購入したことをきっ………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

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