2015年11月29日の書評一覧

アメリカは食べる。―アメリカ食文化の謎をめぐる旅 [著]東理夫

アメリカは食べる。―アメリカ食文化の謎をめぐる旅 [著]東理夫

■「広さ」と「移動」、克服する料理たち  著者はカナダの日系2世の両親を持つ日本育ち。グレイヴィソースのかかった肉料理とか、コーンビーフ・キャベッジとか、食卓には一風変わったメニューが並んだ。その記………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]歴史

1979年の歌謡曲 [著]スージー鈴木

1979年の歌謡曲 [著]スージー鈴木

 1979年の日本の楽曲のオリコン・年間トップ20を見ると、1位の「夢追い酒」(発売は78年・渥美二郎)から20位の「いい日旅立ち」(同・山口百恵)まで、演歌を含む歌謡曲とニューミュージックが、ほぼ同………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸

K—消えた娘を追って [著]ベルナルド・クシンスキー [訳]小高利根子

K—消えた娘を追って [著]ベルナルド・クシンスキー [訳]小高利根子

■虐殺はこうして生み出される  1970年代半ば、軍政時代のブラジル。サンパウロ大学助教授の女性が失踪し、その父で作家のKが捜索を始める。まず近所の人々に相談すると、警察に伝手(つて)があるという者………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸

福沢諭吉の朝鮮―日朝清関係のなかの「脱亜」 [著]月脚達彦

福沢諭吉の朝鮮―日朝清関係のなかの「脱亜」 [著]月脚達彦

■「義侠心」から揺れ動いた脱亜論  福沢諭吉は「脱亜論」(1885年)で、「我(わ)れは心に於(おい)て亜細亜(アジア)東方の悪友を謝絶するものなり」と書いた。それまで福沢は、朝鮮の改革を目指し、西………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]歴史

ラーメンの語られざる歴史 [著]ジョージ・ソルト [訳]野下祥子

ラーメンの語られざる歴史 [著]ジョージ・ソルト [訳]野下祥子

■不満や憂さ、ほぐし続ける国民食  東アジア史専門の米国人学者がラーメンを研究する。これは現実の話なのか。塩味が利いているような著者名はネタではないのか。告白すると最初は少し疑っていた。  しかし調………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸

緑と赤 [著]深沢潮

緑と赤 [著]深沢潮

 16歳のときに在日4世だと知った大学生の知英、K−POP好きの友人梓、ソウルで知り合った日本に帰化した大学院生の龍平、人気アイドル似の韓国人留学生ジュンミン、在日コリアンにヘイトスピーチを繰り返すデ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸

心の平安 [著]アフメト・ハムディ・タンプナル [訳]和久井路子

心の平安 [著]アフメト・ハムディ・タンプナル [訳]和久井路子

■東西の接点(イスタンブール)で苦悩する青年たち  舞台は1939年のイスタンブール。独立戦争後の混乱で父母を失い、従兄(いとこ)イヒサンを師と仰いで育った文学青年ミュムタズは、二つ年上の美しい女性………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸

にもかかわらず―1900—1930 [著]アドルフ・ロース [訳]加藤淳

にもかかわらず―1900—1930 [著]アドルフ・ロース [訳]加藤淳

■「装飾は犯罪」今も刺さる主張  とんでもない一文に出会う。「建築家を毒殺せよ」。建築嫌いの批評家が気まぐれに書いた文章ではない。20世紀初頭のウィーンで活躍した建築家、アドルフ・ロースが一貫した思………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か [編]ペーター・トラヴニー、中田光雄、齋藤元紀

ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か [編]ペーター・トラヴニー、中田光雄、齋藤元紀

■「近代性」への徹底批判だった?  20世紀最大の哲学者の一人ハイデガーは、「黒ノート」と呼ばれる一連の冊子を遺(のこ)し、全集の最後に刊行するように指示していた。  それらのノートには、一見して反………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]人文

北京・山本照像館―西太后写真と日本人写真師 [著]日向康三郎

北京・山本照像館―西太后写真と日本人写真師 [著]日向康三郎

■中国でも活躍した男の写真人生  近代日本の草創期、一人の写真師がいかに生きたかの書である。安政2年に現在の岡山県に生まれた山本讃七郎が、13歳で写真技術(湿板写真)を知る。16歳で上京、その技術を………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]歴史

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