2016年03月06日の書評一覧

よこまち余話 [著]木内昇

よこまち余話 [著]木内昇

 細くのびる路地に沿っている長屋の一番奥。齣江はお針子を生業にひっそりと暮らしている。尋常小学校に通う浩三が齣江を慕って遊びに来る。中学校に上がりたいが家業の魚屋では学費が出せず、あきらめかけている。………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]文芸

ニッポンの文学 [著]佐々木敦

ニッポンの文学 [著]佐々木敦

 『ニッポンの思想』『ニッポンの音楽』に続くシリーズ3作目にして完結編。村上春樹から小松左京、又吉直樹まで、時代を象徴する小説家たちを取り上げ、1970年代末以降の日本小説史を概説する。  批評家の著………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]文芸 人文

幻の東京五輪・万博1940 [著]夫馬信一

幻の東京五輪・万博1940 [著]夫馬信一

■国威顕示欲が狙った巨大祭典  1940年の東京にも五輪の開催計画があった。本書は丁寧な資料考証を通じて、謎の多いその実態に迫る。  五輪誘致の決定は36年。夏冬同国開催の慣例により冬季五輪も札幌に………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]歴史 社会 ノンフィクション・評伝

クローザー マリアノ・リベラ自伝 [著]マリアノ・リベラ、ウェイン・コフィー

クローザー マリアノ・リベラ自伝 [著]マリアノ・リベラ、ウェイン・コフィー

■カットボールの名手が大活躍  カットボールをご存じだろうか。速球のようにホームベースに近づき、打者の手元で小さく、鋭く曲がる、もしくは沈む。打者は芯でとらえることができず、空振りするか、凡打に終わ………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

森は考える 人間的なるものを超えた人類学 [著]エドゥアルド・コーン

森は考える 人間的なるものを超えた人類学 [著]エドゥアルド・コーン

■現代人が忘れてしまった知恵  森や山、川などを人と見做(みな)し、鳥や草木が人に語りかけてくるという感覚を古代の日本人は持っていた。それは単なる擬人化にとどまらない自然観の現れであり、「森は考える………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]人文 社会

夜、僕らは輪になって歩く [著]ダニエル・アラルコン

夜、僕らは輪になって歩く [著]ダニエル・アラルコン

■ペルー内戦、損なわれた心の記録  ペルーのロスト・ジェネレーション(失われた世代)を描いた本作は、これから我々が失うものを予言している。  ペルーでは1980年代から90年代初頭にかけて、極左組織………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]文芸

医療政策を問いなおす [著]島崎謙治/貧困大国ニッポンの課題 [著]橘木俊詔

医療政策を問いなおす [著]島崎謙治/貧困大国ニッポンの課題 [著]橘木俊詔

■「人々の幸福」見据えた改革とは  日本の医療制度が様々な問題を抱えているのは事実だ。他方でそれは、世界で最も成功している医療制度でもある。国際比較に照らしてみれば、日本の医療は国民皆保険のもと、誰………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]経済 医学・福祉 社会

ムーンナイト・ダイバー [著]天童荒太

ムーンナイト・ダイバー [著]天童荒太

■「忘れるな」呼びかける海底の光景  東日本大震災から5年。原発事故による避難生活が長引く福島の人々、終わりが見えない原発の後始末、いまだ問題は解決していないのに、日常生活の中で発生当時の感覚が薄れ………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]文芸

小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの [著]森健

小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの [著]森健

■なぜ福祉に情熱を注ぎ込んだのか  伝説の経営者、小倉昌男。ヤマト運輸の宅急便事業を成功させ、運輸規制と闘い、福祉事業に力を注いだ。そんな功績をたたえ、経営手腕などを分析する記事や書籍は後を絶たない………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 [著]エマニュエル・トッド

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 [著]エマニュエル・トッド

■カトリックの衰退、異教の排撃を招く  トッドはこれまでの著作で、世界各地の社会の政治や思想のあり方を、4種類の家族形態の違いから、統計学にもとづいて説明してきた。すなわち、生産様式にもとづくマルク………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]人文 社会 国際

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