2016年04月03日の書評一覧

プラハの墓地 [著]ウンベルト・エーコ

プラハの墓地 [著]ウンベルト・エーコ

■陰謀論の嘘にどう向き合うか  今年2月19日に亡くなったウンベルト・エーコは、記号論学者であり、『薔薇(ばら)の名前』など世界的なベストセラーを残した作家でもあった。エーコが2010年に発表した本………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]文芸 社会

イサの氾濫 [著]木村友祐

イサの氾濫 [著]木村友祐

■東北人の重い口から叫びが届く  この小説(の原型)が文芸誌に載った2011年11月から、本になるのを私は待っていたのだよ。そうだよ。もう4年以上も。  そりゃあ、震災や原発事故を取材した作品はその………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]文芸 社会

カルチャロミクス—文化をビッグデータで計測する [著]エレツ・エイデン、ジャン=バティースト・ミシェル

カルチャロミクス—文化をビッグデータで計測する [著]エレツ・エイデン、ジャン=バティースト・ミシェル

■現代人が手にした新たな「道具」  西暦2000年までの二百年間で、ガン、エイズ、インフルエンザ、三つの単語のうち、いちばん話題になったものはどれだろう。  今はこうした問いに手軽に答えてくれるウェ………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]IT・コンピューター 社会

アメリカの排日運動と日米関係—「排日移民法」はなぜ成立したか [著]簑原俊洋

アメリカの排日運動と日米関係—「排日移民法」はなぜ成立したか [著]簑原俊洋

■愚かな政策、後世に歴史の汚点  米国が「トランプ現象」に揺れている。政争の渦のなかで人種差別と排外思想が勢いづいている。  異様な大衆扇動にも見えるが、そう新しい動きでもない。この国では、特定の移………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]政治 国際

サイロ・エフェクト—高度専門化社会の罠 [著]ジリアン・テット

サイロ・エフェクト—高度専門化社会の罠 [著]ジリアン・テット

■組織の細分化を人類学的に分析  日本の基幹産業として高い技術力で世界を席巻してきた家電・電子産業は、なぜこんなに短期間に凋落(ちょうらく)してしまったのだろうか?  その答えを探すことは日本経済に………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]経済 社会

瀬川昌久自選著作集1954−2014 [著]瀬川昌久

瀬川昌久自選著作集1954−2014 [著]瀬川昌久

■日米のジャズ史を克明に記録  音楽を聴くことは、すなわちレコード盤に耳を傾けることだった。誰しもその解説を読んで知識を得たものだ。著者も子供の頃、そこから多大な影響を得たという。野川香文、野口久光………[もっと読む]

[評者]細野晴臣(音楽家)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

危機と劇場 [著]内田洋一

危機と劇場 [著]内田洋一

 演劇は人間の身体がライブで表現を行う、もっとも瞬間的な強度をもつ芸術のジャンルだ。が、美術のようにモノが残らず、複製芸術でもないから、経験は消え去っていく。その時に現場で立ち会わないと共有しにくい。………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年04月03日

評伝レヴィナス—生と痕跡 [著]サロモン・マルカ

評伝レヴィナス—生と痕跡 [著]サロモン・マルカ

 友人や同僚、捕虜収容所の同室者、教え子や師、家族の証言——本人の言葉も引用されるが、むしろ他者が語り、他者から辿(たど)られるレヴィナスの人生と思想。多大な影響を与えた哲学者をこれほどわかりやすく、………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

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