2016年04月10日の書評一覧

文化進化論―ダーウィン進化論は文化を説明できるか [著]アレックス・メスーディ

文化進化論―ダーウィン進化論は文化を説明できるか [著]アレックス・メスーディ

■宗教的な現象も定量的に証明  本書は、文化の「進化」をダーウィンの理論的枠組みにもとづいて考えるものだ。ダーウィンの進化論といえば、今でも進化=進歩という意味に受けとられているが、実はその逆である………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]人文

新「ニッポン社会」入門―英国人、日本で再び発見する [著]コリン・ジョイス

新「ニッポン社会」入門―英国人、日本で再び発見する [著]コリン・ジョイス

■貪欲すぎ!知識が生活必需品?  Youは何しに日本へ? おかしな本だ。日本に長く住んで、帰国後もちょくちょく来日している英オックスフォード大学で古代史と近代史を専攻したイギリスのジャーナリストが、………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]社会

解放のパラドックス―世俗革命と宗教的反革命 [著]マイケル・ウォルツァー

解放のパラドックス―世俗革命と宗教的反革命 [著]マイケル・ウォルツァー

■伝統をふまえた変革の可能性  帝国主義的な植民地支配からの民族の解放は、たいてい、世俗的な政治勢力、すなわち宗教に批判的で、国民の一体性としてのナショナリズムを強調する勢力によってなされた。ところ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]歴史

指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [著]高野麻子

指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [著]高野麻子

■識別と排除、生体認証の行方は  指紋の「第一発見場所」が日本だったことを本書で初めて知った。維新後に来日した英国人医師フォールズは、知人モースを手伝って大森貝塚から出土する土器を分類中、器の表面に………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]歴史 社会

ミッドナイト・ジャーナル [著]本城雅人

ミッドナイト・ジャーナル [著]本城雅人

■新聞記者はどうして必要なのか  今や新聞は、読まれないだけでなく、信頼されない。新聞記者として社会人の経歴をスタートさせた私でも、今の新聞は組織を守ることに追い込まれ、どちらを向いているかわからな………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]文芸

温泉妖精 [著]黒名ひろみ

温泉妖精 [著]黒名ひろみ

 ラーメンについて辛口の評価を下すブログで点数の高い店に行ったら、大した味でなくがっかりした——この種の体験をした人もいるだろう。本書の主人公の女性は、ゲルググというハンドルネームをもつ男性の温泉に関………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]文芸

戦争を悼む人びと [著]シャーウィン裕子

戦争を悼む人びと [著]シャーウィン裕子

 戦場体験を語り継ぐには勇気と理性が必要だ。それから逃げるには「そんな史実はない」と遁辞(とんじ)を弄(ろう)することだ。本書の行間に流れるのは、そういう歴史修正主義者への怒りである。  著者は大学卒………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

ガラパゴス(上・下) [著]相場英雄

ガラパゴス(上・下) [著]相場英雄

■労働現場の闇えぐるミステリー  日本の労働現場に広がる底知れない闇をのぞき込み、背筋が凍る思いがした社会派ミステリーだった。  警視庁継続捜査班の刑事田川信一は、団地内の一室で見つかり自殺として処………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]文芸

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