2016年07月10日の書評一覧

ヒトラー (上)1889−1936傲慢 (下)1936−1945天罰 [著]イアン・カーショー

ヒトラー (上)1889−1936傲慢 (下)1936−1945天罰 [著]イアン・カーショー

■社会がつくった特異な扇動家  著者は「ナチズム研究」では国際的に名の知られた英国の研究者である。本書は20年近く前に刊行された大部の書だが、やっと邦訳が出た。  20世紀になぜヒトラーのような指導………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

原発プロパガンダ [著]本間龍

原発プロパガンダ [著]本間龍

■巨額の広告費、メディアも陥落  原発に反対する人は国と電力会社を批判する。権力におもねって、正確な報道をしないメディアも批判する。では両者の間をつないでいるのは誰? 広告代理店である。特に上位2社………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]社会

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』―第一次世界大戦と『論理哲学論考』/ラスト・ライティングス [著]L・ウィトゲンシュタイン

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』―第一次世界大戦と『論理哲学論考』/ラスト・ライティングス [著]L・ウィトゲンシュタイン

■私的告白と思索の軌跡明らかに  ウィトゲンシュタインの未刊行資料の公開が相次いでいる。  『秘密の日記』は第1次大戦中の従軍日記を訳出したものだが、哲学的考察について書かれた部分は先に公開されてお………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]人文

遠読―〈世界文学システム〉への挑戦 [著]フランコ・モレッティ

遠読―〈世界文学システム〉への挑戦 [著]フランコ・モレッティ

■読み切れない本を読むために  世界中の文学作品全てに目を通すことができる人などいない。タイトルを把握するだけでも一生が終わってしまいかねない。  しかし、各人が手にとった本を精読し、きちんと情報を………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]文芸

老生 [著]賈平凹

老生 [著]賈平凹

■無名の人々が紡ぐ現代の中国史  食べる、働く、病む、性交する、排泄(はいせつ)する。迎合しとり残され、利を得てまた失う。加害者にも被害者にもなり、とにかくその地で生きつづけ死につづける。  秦嶺山………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]文芸

スノーデン・ショック―民主主義にひそむ監視の脅威 [著]デイヴィッド・ライアン

スノーデン・ショック―民主主義にひそむ監視の脅威 [著]デイヴィッド・ライアン

■自由の侵食、市民の力を弱める  民主社会がここまで監視と親密に共存できると誰が予想できただろう。  英作家オーウェルは約70年前の「1984年」で、監視を全体主義の象徴として描いた。主人公の男性は………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]社会

自衛隊の闇 [著]大島千佳・NNNドキュメント取材班

自衛隊の闇 [著]大島千佳・NNNドキュメント取材班

 海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の乗組員がいじめを受けて自殺した事件で、遺族が自衛隊などに賠償を求めた裁判は8年間に及んだ。本書は、そのドキュメンタリーを制作したテレビディレクターの取材記録。丹念な取………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]政治 社会

貨幣の「新」世界史―ハンムラビ法典からビットコインまで [著]カビール・セガール

貨幣の「新」世界史―ハンムラビ法典からビットコインまで [著]カビール・セガール

 「お金の何が、私たちをここまで翻弄(ほんろう)するのだろう? お金には、人間をとんでもなく不合理な行動に駆り立ててしまう何かがある」。大手米銀で世界金融危機を体験した著者はそういった疑問を抱き、本書………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]経済

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