2017年03月05日の書評一覧

脳はなぜ都合よく記憶するのか―記憶科学が教える脳と人間の不思議 [著]ジュリア・ショウ

脳はなぜ都合よく記憶するのか―記憶科学が教える脳と人間の不思議 [著]ジュリア・ショウ

■あなたの思い出、本物ですか?  人間誰しも、自分の記憶力に自信を持っているものだ。メモなんて不要だと思いがちだし、自分の意見はずっと一貫しているとつい考える。  ここで、どうしてそう信じられるのか………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]医学・福祉

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編、第2部 遷ろうメタファー編 [著]村上春樹

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編、第2部 遷ろうメタファー編 [著]村上春樹

■「穴」にどっぷり、ハルキ入門編  で、結局、おもしろいんですか、どうなんですか?  その質問に答えるのはとても難しい。村上春樹はいまや一作だけでは語れない作家になってしまったから。人気がありすぎる………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]文芸

サザビーズで朝食を―競売人が明かす美とお金の物語 [著]フィリップ・フック

サザビーズで朝食を―競売人が明かす美とお金の物語 [著]フィリップ・フック

■巨大化する美術市場の内幕描く  世界の美術市場の取引高は、2005年の359億ドルから15年に638億ドルへと膨張した(Arts Economics調べ)。同期間に競売会社のクリスティーズとサザビ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

複数性のエコロジー―人間ならざるものの環境哲学 [著]篠原雅武

複数性のエコロジー―人間ならざるものの環境哲学 [著]篠原雅武

■「技術で解決」からの革命的転換  最近、現代思想関係者の間でティモシー・モートンの名を聞くようになった。邦訳書がまだない中で刊行された本書は、著者が自分の経験に照らし合わせてモートン思想の読解を試………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]社会

復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち” [著]加藤幸治

復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち” [著]加藤幸治

 膨大な犠牲者と建物の凄(すさ)まじい破壊が目立つために忘れられがちだが、3・11は地域の文化に多大な被害をもたらした。本書は文化被災の状況に対し、仙台に暮らす民俗学の研究者・学芸員が、ゼミ生らととり………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]社会

皇族と天皇 [著]浅見雅男

皇族と天皇 [著]浅見雅男

 室町から江戸期に成立した四親王家(ししんのうけ)(伏見、桂、有栖川、閑院)に加え、王政復古と前後して、六宮家(中川、山階、東伏見、華頂、北白川、梨本)が誕生した。慶応4年の太政官布告では、四親王家以………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]歴史 経済 社会

ヤズディの祈り [著]林典子

ヤズディの祈り [著]林典子

■未知の対象、想像する力鍛える  「ヤズディ」が何かを大方の人は知らないと思う。イラク北西部にいる少数民族で、独自の信仰と伝統を継承している。私も本書を読むまで知らなかったが、二〇一四年夏、彼らの村………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 社会

縫わんばならん [著]古川真人

縫わんばならん [著]古川真人

■読みの積極性を試される快楽  企(たくら)みはひそかに仕掛けられている。だからこそ、騙(だま)されたように小説世界に身を委ねる心地よさだ。  三人の老女について語られる話が地味な印象を与えるのは否………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]文芸

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