2017年04月09日の書評一覧

虜囚―一六〇〇―一八五〇年のイギリス、帝国、そして世界 [著]リンダ・コリー

虜囚―一六〇〇―一八五〇年のイギリス、帝国、そして世界 [著]リンダ・コリー

■拡大する「島国」の試練と秘密    イギリスは小さな島国でありながら、19世紀にいたって、「七つの海」を支配する未曽有の世界帝国を築いた。このことは圧倒的な事実であったから、ふつう、そこにいたる過………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]歴史

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

■押しつけの鋳型を問い直す    哲学教育が大学から追いやられようとしている。私も哲学の教師として、困ったことだと思っている。だがその「困った」は、タコツボでぬくぬくしていたら出て行けと言われてうろ………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文

時間のないホテル[著]ウィル・ワイルズ

時間のないホテル[著]ウィル・ワイルズ

■未来かホラーか、巨大建築の怪  カンファレンスというのはなかなか日本語にしにくい単語で、会議、研究会、セミナー、見本市など多様なものに使われる。  一口にカンファレンス・センターといっても、数千人………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]文芸

ローカルブックストアである [著]大井実 本屋、はじめました [著]辻山良雄

ローカルブックストアである [著]大井実 本屋、はじめました [著]辻山良雄

■本と町と人を結ぶきっかけに    この2冊は、町の本屋が消えていく受難の時代に、福岡と東京で小さな本屋を開いた2人の店主がその道のりを振り返った記録だ。  「ブックスキューブリック」の大井実は37………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文

芸術の言語 [著]ネルソン・グッドマン

芸術の言語 [著]ネルソン・グッドマン

■美学と科学の距離を縮める試み    20世紀の英米を中心とする美学の世界に本書が与えた影響には、衝撃的なものがあった。なにせ、序論から「美学の文献の大半に共通する諸見解を片っ端から否定する」とある………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

なぜペニスはそんな形なのか―ヒトについての不謹慎で真面目な科学 [著]ジェシー・ベリング

なぜペニスはそんな形なのか―ヒトについての不謹慎で真面目な科学 [著]ジェシー・ベリング

■問いにタブーなし、身近で軽妙  タイトルからして思わずギョッとするかもしれないが、これほど画期的な本はあまりない。だれもが一度は疑問を持ちながら、ちゃんと考えたことも、だれかに聞いてみたこともない………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]科学・生物

世界を変える「デザイン」の誕生―シリコンバレーと工業デザインの歴史 [著]バリー・M・カッツ

世界を変える「デザイン」の誕生―シリコンバレーと工業デザインの歴史 [著]バリー・M・カッツ

 ぼくの妻は機械音痴だが、はじめてマッキントッシュを触ったとき、もっと早くこのパソコンを使いたかったと言った。そう、マックはユーザーに心地よさをもたらすのだ。このような製品が、どういう経緯で実現するに………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

 車の自動運転化は、職業運転手を不必要にし、交通事故の減少によって保険業界を激変させる。人工心臓への需要を高める可能性もある。死亡事故が減ると臓器の提供者が減るからだ。  ひとつのブレークスルーやイノ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]経済

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