2017年05月21日の書評一覧

絵画の歴史―洞窟壁画からiPadまで [著]デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード

絵画の歴史―洞窟壁画からiPadまで [著]デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード

■画像の進歩から人の心に迫る  これほど画像が日常にあふれている時代もない。人は自分がどこにいるのか、誰と一緒か、これから何を食べようとしているかを刻々と撮影し、ソーシャルメディアを通じ、たった今こ………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎

中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎

■「する―される」関係からの解放  哲学の本を読む最大の喜びは、それが新しい考え方・見方を示してくれることにある。それによって、いままでの景色が違った見え方をするようになる。新しい世界が開けてくる。………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]人文

ヒトラーの裁判官フライスラー [著]ヘルムート・オルトナー

ヒトラーの裁判官フライスラー [著]ヘルムート・オルトナー

■政権に忠実な官吏の無責任体質  ナチス・ドイツの独裁下で国家反逆行為などを裁く人民法廷の長官を務めたローラント・フライスラー。ナチスに抵抗した学生グループ「白バラ」やヒトラー暗殺未遂事件の被告らに………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]歴史

文化遺産はだれのものか―トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護 [著]田中英資

文化遺産はだれのものか―トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護 [著]田中英資

■発掘者は盗人か、議論が渦巻く  ここは文化遺産法廷。  被告席にドイツの考古学者シュリーマンが静かに座っています。  検察側から始まります。  「この者は盗人です。我がトルコ国内にあるトロイの遺跡………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]人文

父と私 [著]田中眞紀子

父と私 [著]田中眞紀子

 田中角栄の娘として生まれること、その人生は「歴史的証言者」たらざるを得ない。老境の今、著者はその役を果たした。  幼少期から現在までを五章に分け、自立するまでと自立後とを語っていく。父親には、著者を………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝

写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男

写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男

 日本と世界を渡り歩き、神と祭礼を撮り続けた写真家芳賀日出男。  彼の集大成ともいえるこの本には、400点以上に及ぶ世界の多様な習俗が収録されている。南洋の仮面や西欧の巨人、獅子踊りに火祭り、サンタク………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

電卓四兄弟―カシオ「創造」の60年 [著]樫尾幸雄 [聞き手]佐々木達也

電卓四兄弟―カシオ「創造」の60年 [著]樫尾幸雄 [聞き手]佐々木達也

■世界に挑んだ「国産」の戦後史 【読む前】 え、カシオって「樫尾」っていう人の名字だったの?! 樫尾さんって四兄弟だったの? そんな知識しかない私でも興味深く読めそうな、四男・樫尾幸雄さんのインタビ………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

モラル・エコノミー―インセンティブか善き市民か [著]サミュエル・ボウルズ

■損得より互恵的価値育む規範を  本書は、リベラルな市民社会の根本原理の解明を目指すという、凄(すさ)まじく野心的な作品だ。利己心の全面開花が許された近代社会で、「それでも社会秩序が成り立つのは、な………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]経済

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