2017年06月04日の書評一覧

ポピュリズムとは何か [著]ヤン=ヴェルナー・ミュラー

ポピュリズムとは何か [著]ヤン=ヴェルナー・ミュラー

■異論を認めない「反多元主義」  近年、ポピュリズムという言葉をよく耳にするようになった。5月に行われたフランス大統領選の際も、マリーヌ・ルペン候補が代表的なポピュリストとして注目された。しかし、こ………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]政治 社会

百年の散歩 [著]多和田葉子

百年の散歩 [著]多和田葉子

■通りの名に誘われてぐるぐる  扉を開けて題字を通り過ぎ目次までたどり着くと、十ほどの名前が日本語とドイツ語で並んでいる。いずれもこれから始まる「百年の散歩」の通過地点となるベルリンの通りで、哲学者………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

字が汚い! [著]新保信長

字が汚い! [著]新保信長

■上手になりたい!50代特訓ルポ  タイトルを見た瞬間、自分がこの本を書いたのかと錯覚した。  字が汚い!  実に身に覚えがある。  書き初め後にみんなで記念撮影したとき、自分の字が映らないよう半紙………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

原点 THE ORIGIN―戦争を描く、人間を描く [著]安彦良和、斉藤光政

原点 THE ORIGIN―戦争を描く、人間を描く [著]安彦良和、斉藤光政

■歴史と向き合う団塊世代の人生  安彦良和がメインスタッフを務めた「機動戦士ガンダム」の直撃を受けた世代だ。『クルドの星』でクルド人問題を知るなど、安彦のマンガも愛読している。  そんな自分にとって………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

ハナモゲラ和歌の誘惑 [著]笹公人

ハナモゲラ和歌の誘惑 [著]笹公人

 「ひいらぎの かほりやまめて せせらぎる どぜうてふてふ くましかこりす」(山下洋輔)。お題は「山の美しさに感動して詠める」。今日に残るハナモゲラ和歌の秀歌である。  「みじかびのきゃぷりきとればす………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

グリーンスパンの隠し絵―中央銀行制の成熟と限界 上・下 [著]村井明彦

 本書は、第13代米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたアラン・グリーンスパンの金融政策が彼の哲学・経済学と整合的に理解可能なことを示す労作だ。  著者は、グリーンスパンが私有財産保護、徹底した経………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]政治 経済

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?―最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質 [著]山本一成

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?―最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質 [著]山本一成

■たいへんな勉強家、だから強い  将棋ソフト「ポナンザ」が名人に連勝した。いまやコンピュータは完全に人間よりも強くなっている。山本さんはそのポナンザの開発者である。だから本書には開発にまつわるドキュ………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]IT・コンピューター

ハイン 地の果ての祭典―南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死 [著]アン・チャップマン

ハイン 地の果ての祭典―南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死 [著]アン・チャップマン

■精霊が踊り、歌う、原始の熱狂  友よ。ふるさとドイツの友よ。  私は今、万里の波濤(はとう)のかなたにいる。ティエラ・デル・フエゴ、南米大陸の先っぽにへばりついた寒冷の島だ。狩猟の民セルクナムとと………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

ページトップへ戻る