2017年06月11日の書評一覧

王妃たちの最期の日々 上・下 [編]ジャン=クリストフ・ビュイッソン、ジャン・セヴィリア

王妃たちの最期の日々 上・下 [編]ジャン=クリストフ・ビュイッソン、ジャン・セヴィリア

■国境も越えていく波乱の生涯  ヴィクトリア女王のような例外は別として、皇帝や国王のほとんどは男性だった。皇后や王妃は皇帝や国王ほど権力をもたず、目立たなかったように見えなくもない。しかし彼女らの生………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]歴史

世界の果てのありえない場所-本当に行ける幻想エリアマップ [著]T・エルボラフ、A・ホースフィールド

世界の果てのありえない場所-本当に行ける幻想エリアマップ [著]T・エルボラフ、A・ホースフィールド

■足がすくむ?究極の旅行案内  今日では地球を周回する人工衛星の微視的な視線による盗撮から逃げることもできないほど何処(どこ)も彼処(かしこ)も暴かれて、地球は驚くほど縮小されています。ジュール・ヴ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]人文

子どもたちの階級闘争-ブロークン・ブリテンの無料託児所から [著]ブレイディみかこ

子どもたちの階級闘争-ブロークン・ブリテンの無料託児所から [著]ブレイディみかこ

■「一番低い場所」から社会問う  本書が描くイギリスの底辺社会の実相は、この春に日本でも上映された、ケン・ローチ監督『わたしは、ダニエル・ブレイク』のいくつかのシーンと重なった。そのひとつは、ロンド………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]教育 社会

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

おもちゃ絵芳藤 [著]谷津矢車

■一途な絵師がたどり着いた境地  谷津矢車は、27歳だった2013年に、若き日の狩野永徳を描く『洛中洛外画狂伝』でデビューした。その後の活躍は凄(すさ)まじく、『しゃらくせえ鼠小僧伝』『信長さまはも………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]歴史 人文 アート・ファッション・芸能

衛生と近代-ペスト流行にみる東アジアの統治・医療・社会 [編]永島剛、市川智生、飯島渉

衛生と近代-ペスト流行にみる東アジアの統治・医療・社会 [編]永島剛、市川智生、飯島渉

 ペストの史上3度目のパンデミックは近代アジアで起きた。本書では英国統治下の香港、共同租界ひしめく上海、オランダ領東インドなどでの事例を見るが、日清戦争以降、台湾や朝鮮の植民地政策に乗り出した日本も同………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]政治 社会

宮柊二『山西省』論 [著]佐藤通雅

宮柊二『山西省』論 [著]佐藤通雅

 日中戦争下で、山西省は象徴的な意味をもつ。激しい戦闘と軍事上は「戦争」の残酷さを、政治上も戦後は軍閥閻錫山(えんしゃくざん)に組みこまれ日本兵が国共内戦に巻きこまれた。歌人の宮柊二は、この山西省で「………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]歴史 文芸

世界の田園回帰-11カ国の動向と日本の展望 [編著]大森彌、小田切徳美、藤山浩

世界の田園回帰-11カ国の動向と日本の展望 [編著]大森彌、小田切徳美、藤山浩

■「過疎→消滅」にしない取り組み  近年、「限界集落」や「消滅都市」といった言葉が一世を風靡(ふうび)した。だが、事態は本当に「消滅」へと突き進んでいるのか。本書は真っ向からこれに反証を突きつける。………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]社会

開高健-生きた、書いた、ぶつかった!、美酒と黄昏 [著]小玉武

開高健-生きた、書いた、ぶつかった!、美酒と黄昏 [著]小玉武

■定説をやんわり修正して説得力  昭和5(1930)年に生まれ、平成元(89)年に58歳で亡くなった開高健は、昭和という時代と格闘し続けた作家だった。ベトナム戦争への従軍や、アマゾンへの冒険を伴う釣………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2017年06月11日
[ジャンル]人文

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