2017年07月23日の書評一覧

星の子 [著]今村夏子

星の子 [著]今村夏子

■「あやしい」と「まとも」の間で  こないだの芥川賞には、はい、落ちました。落ちたけど、今村夏子が現在もっとも有望な作家のひとりであることに変わりはない。  デビュー作『こちらあみ子』も2作目の『あ………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]文芸

かがみの孤城 [著]辻村深月

かがみの孤城 [著]辻村深月

■生きづらさ感じている君たちへ  10代のリアルをとらえた青春ミステリーを発表していた辻村深月だが、近年は大人の鬱屈(うっくつ)を描く作品も増えている。心に傷を負った7人の中学生に焦点を当てた本書は………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]文芸

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

そろそろ、人工知能の真実を話そう [著]ジャン=ガブリエル・ガナシア/人工知能の哲学―生命から紐解く知能の謎 [著]松田雄馬

■AIは人間を凌駕するのか  司会「みなさんこんにちは。今日の激論コーナーは、いま注目のAI、人工知能についてです」  反対派「なんで今回は対談なんですか?」  司会「最近、やわらかい形式の書評が流………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター

人民元の興亡―毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢 [著]吉岡桂子

人民元の興亡―毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢 [著]吉岡桂子

■日・中・米、国際通貨の攻防戦  本書は、人民元に加え、東アジア国際通貨システムをめぐる日・中・米3カ国間の熾烈(しれつ)な攻防戦を、ダイナミックに描いた好著だ。  遠い過去のようだが実は最近まで、………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝

インタビュー [著]木村俊介

インタビュー [著]木村俊介

■はりぼて化を拒否するために  著者はそれを「はりぼて」と言う。外見だけをとりつくろった情報が、短い言葉で言い切られ、コピーされ、増殖していく。いまに始まったことではない。私たちはそういう言葉が好き………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]人文 社会

ソヴィエト・ファンタスチカの歴史 [著]ルスタム・カーツ

ソヴィエト・ファンタスチカの歴史 [著]ルスタム・カーツ

 ソビエト社会主義共和国連邦は、「正しい科学」や「正しい文学」のありかたを国が定めようとした。  結果、「政治的に正しい科学にのっとった空想科学小説」という珍妙な分野が、国の支援の下に花開くことになっ………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]歴史

オノマトペの謎―ピカチュウからモフモフまで [編]窪薗晴夫

オノマトペの謎―ピカチュウからモフモフまで [編]窪薗晴夫

 「クスクス笑う」「シクシク泣く」といった擬声語(擬音語)から、実際には音は出ていないが音のように現象を捉えた「てきぱき動く」「サラッと言う」などといった擬態語、これらを総称してオノマトペという。言語………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]社会

ある日の彫刻家―それぞれの時 [著]酒井忠康

ある日の彫刻家―それぞれの時 [著]酒井忠康

■思索へ、胸ときめく言葉と物語  芸術家は朝、目覚めと同時に「さて、今日は何をつくろう?」と思案するが、職人は昨日も今日も明日も作るものが決まっている。佐藤忠良は「同じ作品をつくる」職人を自認するが………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

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