2017年08月20日の書評一覧

明治乙女物語 [著]滝沢志郎/政略結婚 [著]高殿円

明治乙女物語 [著]滝沢志郎/政略結婚 [著]高殿円

■理不尽と闘った近代女性たち  夏休みも残り少なくなったけど、中学生、高校生のみなさんは何か本、読みました?   少しだけ背伸びして、日本の近代に取材した歴史小説はどうかしら。あ、歴史小説といっても………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]文芸

ゲームの支配者―ヨハン・クライフ [著]ディートリッヒ・シュルツェ=マルメリンク

ゲームの支配者―ヨハン・クライフ [著]ディートリッヒ・シュルツェ=マルメリンク

■革新戦術の体現者追う「思想書」  バスケットの話からしよう。世界最高峰のリーグであるアメリカのNBAは現在、高身長の選手がゴール下でダンクを決める時代から、低身長の選手がコートを縦横無尽に動き回り………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]人文

分解するイギリス―民主主義モデルの漂流 [著]近藤康史

分解するイギリス―民主主義モデルの漂流 [著]近藤康史

■「多数決型」の無理が生んだ混沌  イギリスのEU(欧州連合)離脱を巡る議論は依然としてカオス(混沌〈こんとん〉)の中にある。今月15日、英政府は離脱後の税関での混乱を回避する案を発表したが、EU議………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]政治 社会

江戸・明治―百姓たちの山争い裁判 [著]渡辺尚志

江戸・明治―百姓たちの山争い裁判 [著]渡辺尚志

■生活の糧を懸けた人間ドラマ  山野の境界をめぐって争った百姓たちの歴史を、江戸時代の裁判を中心に解説する本書は、人間ドラマの魅力に満ちている。知略を尽くして闘う姿は「百姓」のイメージを一変させた。………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]歴史

キマイラの原理―記憶の人類学 [著]カルロ・セヴェーリ

キマイラの原理―記憶の人類学 [著]カルロ・セヴェーリ

 近年の人類学は、従来の「自然/社会」「科学/文化」「近代/未開」といった近代的な分割を乗り越えようとする展開を見せている。本書は、人類学者カルロ・セヴェーリの研究を、初めて日本語で翻訳紹介する画期的………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]人文

書架の探偵 [著]ジーン・ウルフ

書架の探偵 [著]ジーン・ウルフ

 図書館の棚に、男が一人横になっている。彼はかつて存在した作家の記憶を植えつけられたクローンである。オリジナルはミステリ作家だった。要望があれば貸し出される。  生物学的には人間だが、完全に物として扱………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]文芸

フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉 [著]神林長平

フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉 [著]神林長平

■奇妙な事件の先に哲学的な問い  神林長平は、SF的な想像力を使い、“私(人間)とは何か”“リアルとは何か”を問い続けてきた。人工知能(AI)が将棋、囲碁のプロに勝利するほど人間の思考を再現し、仮想………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]文芸

文明に抗した弥生の人びと [著]寺前直人

文明に抗した弥生の人びと [著]寺前直人

■富がもたらす負の面見抜いた  弥生時代というと、どんなイメージだろうか。  縄文の次。大陸から渡来した人々が高度な文明を持ち込み、日本列島に稲作が広まった。土偶や火焔(かえん)型土器がすたれ、銅鐸………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]歴史

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