2017年10月08日の書評一覧

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか [著]フランス・ドゥ・ヴァール/動物になって生きてみた [著]チャールズ・フォスター

■進化認知学の世界へようこそ  動物たちは、とても賢い。そんなことわかっているよ、当たり前じゃん、と思った人。逆に、そういうのは非科学的なお話だよね、と思った人。あなたがどちらのタイプであっても、ま………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]科学・生物

岩塩の女王 [著]諏訪哲史

岩塩の女王 [著]諏訪哲史

■言葉発する行為、正面に見据え  言葉を一つ一つ確かめながら綴(つづ)る。書いては消し、消してはまた書く。そうした営為、言葉を連ねていくことの歓(よろこ)びと苦しみが、ありありと伝わってくる。諏訪哲………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]文芸

『写真週報』とその時代(上・下) [編著]玉井清

『写真週報』とその時代(上・下) [編著]玉井清

■国のプロパガンダ多角的に分析  平時と戦時、その違いは何か。価値観、倫理観の逆転現象である。友好が憎悪に変わることであり、そのようなシステムを戦時指導者がつくりあげることである。その手法のひとつが………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]歴史 政治

ニュースクール―二〇世紀アメリカのしなやかな反骨者たち [著]紀平英作

ニュースクール―二〇世紀アメリカのしなやかな反骨者たち [著]紀平英作

■欧州の知性とリベラルな磁場  第1次世界大戦終結直後の1919年、ニューヨーク市に一風変わった学校が産声を上げた。社会人のための、総合的で実践的な人文社会科学の研究教育を掲げたニュースクール(新学………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]歴史

新・風景論―哲学的考察 [著]清水真木

新・風景論―哲学的考察 [著]清水真木

■絵のような景色、好きですか  太宰治はいかにもな富士の景色を見て、「風呂屋のペンキ画だ」と軽蔑した。著者はそれに共感し、さらに最近あちこちで見かけるわざとらしい日本風の街並み作り(和風テーマパーク………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]人文

巫者のいる日常―津軽のカミサマから都心のスピリチュアルセラピストまで [著]村上晶

巫者のいる日常―津軽のカミサマから都心のスピリチュアルセラピストまで [著]村上晶

■シャーマンの社会的役割を探る  津軽地方に「カミサマ」と呼ばれる巫者(シャーマン)がいる。  青森のシャーマンといえば、死者の口寄せを行うイタコが有名だけれど、「カミサマ」はもっと身近な、都会で言………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]人文

写真集―沖縄1935 [編]週刊朝日編集部

写真集―沖縄1935 [編]週刊朝日編集部

 琉球王国の時代から、沖縄では女性の地位が高かった。国王とは別に聞得大君(きこえおおぎみ)と呼ばれる最高位の巫女(みこ)もいた。明治以降も、久高(くだか)島には女性しか参加できない祭りがあり、糸満(い………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

島に住む人類―オセアニアの楽園創世記 [著]印東道子

島に住む人類―オセアニアの楽園創世記 [著]印東道子

 アフリカに生まれた人類が、何万年かをついやした移動の末に太平洋岸へ進出をはじめたのはおよそ六万年前あたりのことらしい。  ひとくちにオセアニアといっても、ひろい。最近の研究によれば、最後の大きな無人………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年10月08日
[ジャンル]歴史

ページトップへ戻る