2017年11月26日の書評一覧

名婦列伝 [著]ジョヴァンニ・ボッカッチョ

名婦列伝 [著]ジョヴァンニ・ボッカッチョ

■神話・伝説も含め大がかりに  室町時代の学者、一条兼良は日野富子のために書いた「樵談治要(しょうだんちよう)」で、日本を「女のおさむべき国」とし、天照大神、神功皇后といった女神や伝説上の皇后から飛………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]歴史

きものとジャポニスム―西洋の眼が見た日本の美意識 [著]深井晃子 舞台の上のジャポニスム―演じられた幻想の〈日本女性〉 [著]馬渕明子

きものとジャポニスム―西洋の眼が見た日本の美意識 [著]深井晃子 舞台の上のジャポニスム―演じられた幻想の〈日本女性〉 [著]馬渕明子

■欧州でブーム「日本趣味」の功罪  ジャポニスム。19世紀後半〜20世紀初頭のヨーロッパで流行した「日本趣味」のことである。日本の浮世絵が印象派などの西洋絵画に大きな影響を与えたのは有名な話だけれど………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ナチの子どもたち―第三帝国指導者の父のもとに生まれて [著]タニア・クラスニアンスキ

ナチの子どもたち―第三帝国指導者の父のもとに生まれて [著]タニア・クラスニアンスキ

■憎むか正当化か、両極の葛藤  ヒトラーを支えた第三帝国の指導者たち、彼らを「父」にもった子どもたちはどのような生き方を強いられたのか。いや彼らは「父」をどう受けとめたのか。フランス生まれの著述家が………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]歴史

アーダ(上・下) [著]ウラジーミル・ナボコフ

アーダ(上・下) [著]ウラジーミル・ナボコフ

■技法と知識ありったけの混沌  あまり知られていないことだが、自分でもよくわからないことがらは、うまく翻訳することができない。  それはまあ、どう訳すのか正解が決まっているような文章ならば機械にだっ………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]文芸

遅れ時計の詩人―編集工房ノア著者追悼記 [著]涸沢純平

遅れ時計の詩人―編集工房ノア著者追悼記 [著]涸沢純平

 関西の重要な文芸専門出版社・編集工房ノアは、独自の判断と価値観を貫いてきた。本書は、その社主である涸沢(からさわ)純平が折に触れて綴(つづ)った著者たちとの交流、追悼の文章などから成る。ひっそりとし………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]文芸

巨大なる空転―日本の精神科地域処遇はなぜ進まないのか [著]中澤正夫

巨大なる空転―日本の精神科地域処遇はなぜ進まないのか [著]中澤正夫

 こんな無茶苦茶(むちゃくちゃ)な時代が、ほんの五〇年前にあったのだ。一九六九年、金沢での第六六回精神神経学会の異常な状況を、著者は克明に描写する。学術発表はすべてキャンセルとなり、四日間の全日程が評………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]社会

どうしても欲しい!―美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究 [著]エリン・L・トンプソン

どうしても欲しい!―美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究 [著]エリン・L・トンプソン

■受け手の眼力に委ねられる真贋 【読む前に】 古今東西のコレクターの異常なる執着心の数々を報告してくれるのだろうと多くの人は想像するかもしれない。どんなに家族に反対されても、執念をもって美術品を求め………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]文芸

だから、居場所が欲しかった。―バンコク、コールセンターで働く日本人 [著]水谷竹秀

だから、居場所が欲しかった。―バンコク、コールセンターで働く日本人 [著]水谷竹秀

■彼らがタイにたどり着いた理由  タイ・バンコクにある日本企業のコールセンター。経費節減のために海外移転され、日本からかかってくる通信販売の注文への応対が主な業務である。そこでオペレーターとして働く………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2017年11月26日
[ジャンル]社会

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