2018年01月14日の書評一覧

大獄―西郷青嵐賦/天翔ける [著]葉室麟

大獄―西郷青嵐賦/天翔ける [著]葉室麟

■このバランス感覚が今必要だ  昨年の12月23日、歴史小説作家の葉室麟氏が急逝された。享年66。まだ早すぎる死が惜しまれてならない。  今年は、明治維新から150年の節目にあたる。それを踏まえて連………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]歴史

おらおらでひとりいぐも [著]若竹千佐子

おらおらでひとりいぐも [著]若竹千佐子

■生き方を模索した現代の民話  おもしぇがっだな。読み終わったとき、脳内で呟(つぶや)く声があった。都市近郊の新興住宅に住む74歳の主人公の桃子さんは、子供を育て上げ、夫は15年前にあっけなく亡くな………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]文芸

煉獄と地獄―ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観 [著]松田隆美

煉獄と地獄―ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観 [著]松田隆美

■死者の運命を決める待合場所  人は死後、どこへ行くのか、どこだっていいじゃないか、死んだら無さ、いいえ、霊魂になって天国か地獄のどちらかじゃないの?  中世ヨーロッパ文学で、死後の実相が詳細に描か………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

文化資本―クリエイティブ・ブリテンの盛衰 [著]ロバート・ヒューイソン

文化資本―クリエイティブ・ブリテンの盛衰 [著]ロバート・ヒューイソン

■五輪へ向かう政策、混乱の果て  初めて読むのに、なぜだか既視感を禁じえなかった。クール・ブリタニア、オリンピック招致、オリンピアード、アーツ・カウンシル、そしてレガシー。そう、本書は、1997年に………[もっと読む]

[評者]椹木野衣 (美術評論家)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]経済

のこった―もう、相撲ファンを引退しない [著]星野智幸

のこった―もう、相撲ファンを引退しない [著]星野智幸

■力士の見事な技にこそ拍手を  かつて、琉王という沖縄出身の力士がいた。1972年の沖縄返還後もしこ名を改めず、琉球の王を自称し続けた。幕内の下位にいながら、ハワイ出身の高見山とともに、「日本人」で………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

11の国のアメリカ史―分断と相克の400年(上・下) [著]コリン・ウッダード

11の国のアメリカ史―分断と相克の400年(上・下) [著]コリン・ウッダード

■混沌のレース、行方やいかに  アメリカ開拓レース、ゲートオープン!  バラついたスタートになりました。まず先頭を奪ったのはスペイン産「エル・ノルテ」、しかし母国の衰運に引きずられて早々に失速です。………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]歴史

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか―労働力余剰と人類の富 [著]ライアン・エイヴェント

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか―労働力余剰と人類の富 [著]ライアン・エイヴェント

■産業革命と比べながら考える  IT(情報技術)の進展によるデジタル革命は多くの人々を失業させ、激しい格差社会を招くのではないか?という悲観論が近年、世界的に高まっている。  一方でIT業界に多い楽………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2018年01月14日
[ジャンル]社会

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