2018年02月04日の書評一覧

アメリカの汚名―第二次世界大戦下の日系人強制収容所 [著]リチャード・リーヴス

アメリカの汚名―第二次世界大戦下の日系人強制収容所 [著]リチャード・リーヴス

■憎悪のあらゆる構図を追跡調査  1941年12月、日本軍の真珠湾奇襲攻撃により太平洋戦争が始まった。このときからアメリカ国内(とくに西海岸)に住む日系アメリカ人はどのような状況に置かれたか、その詳………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]歴史

宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー―人類が宇宙へ行くまで [著]的川泰宣

宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー―人類が宇宙へ行くまで [著]的川泰宣

■独学で打ち立てたロケット理論  ツィオルコフスキーって誰?とタイトルを見たほとんどの人は思っただろう。私も思った。  ロケットの推進原理を打ち立てたロシアの科学者だそうだ。彼の理論をもとに、ソビエ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]科学・生物

セトウツミ 全8巻 [著]此元和津也

セトウツミ 全8巻 [著]此元和津也

■マンガ表現の枠を広げたラスト  男子高校生セトとウツミが河原に腰かけて喋(しゃべ)る。基本、それだけのマンガである。「こないだめっちゃ頭痛かってんやんか」「どれぐらい痛かったん」「これぐらいの 大………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

文学問題(F+f)+ [著]山本貴光

文学問題(F+f)+ [著]山本貴光

■漱石が考えたその先を探る  文学とはなにかという問いはひどくむずかしい。  読めばわかるという立場もあるが、皆の意見が一致するはずもない。  あらゆる文字の並びは文学的なものであるという考え方があ………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]文芸

運慶のまなざし―宗教彫刻のかたちと霊性 [著]金子啓明

運慶のまなざし―宗教彫刻のかたちと霊性 [著]金子啓明

■創造行為と精神の交配が開く道  夏目漱石の『夢十夜』の中で、仁王像を公衆の面前で彫る運慶の姿を漱石は夢で見た。夢の中の見物人の一人が仁王は木の中に埋まっていると言う。そんな立ち話を聞いた漱石は「彫………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]文芸

宿命の戦記―笹川陽平、ハンセン病制圧の記録 [著]高山文彦

宿命の戦記―笹川陽平、ハンセン病制圧の記録 [著]高山文彦

 皇室が国内のハンセン病患者に多大な関心を寄せてきたことはよく知られている。だが世界ではいまなおハンセン病が完全に制圧されていないばかりか、差別の構造が依然として残っている。病の根絶と差別撤廃のため精………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]社会

深読み日本文学 [著]島田雅彦

深読み日本文学 [著]島田雅彦

 島田雅彦先生は突飛(とっぴ)な先生だ。文学を語るのにホモ・サピエンスだけが獲得した言語能力の話からはじめ、昨今の政治家や官僚の不誠実きわまりない態度を例に〈そうしたエセ文学的な「言葉の悪用」をする人………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子 (文芸評論家)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝

源氏物語 A・ウェイリー版(1) [訳]毬矢まりえ、森山恵

源氏物語 A・ウェイリー版(1) [訳]毬矢まりえ、森山恵

■〈戻し訳〉に響く新しい音色  アーサー・ウェイリーによる英訳『源氏物語』(『ザ・テイル・オブ・ゲンジ』)は、一九二五年に刊行が始まった。九年の歳月を掛け、第六巻で完結。この長大な物語に世界文学とし………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2018年02月04日
[ジャンル]文芸

ページトップへ戻る