2018年02月18日の書評一覧

ラテンアメリカ五〇〇年―歴史のトルソー [著]清水透

ラテンアメリカ五〇〇年―歴史のトルソー [著]清水透

■錯綜した世界を分類して考察  私がラテンアメリカの世界に関心をもったのは、文学を通してである。そこには、マルケス(コロンビア)、ボルヘス(アルゼンチン)、そしてオクタビオ・パス(メキシコ)という、………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]歴史

硬きこと水のごとし [著]閻連科

硬きこと水のごとし [著]閻連科

■文革をありのまま伝える覚悟  発禁処分や過激とされる表現がとりあげられることの多い閻連科だが、作家というものは基本的にどんな文章でも書ける。『年月日』のような神話的雰囲気を帯びた話や、『父を想(お………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]文芸

告白―あるPKO隊員の死・23年目の真実 [著]旗手啓介

告白―あるPKO隊員の死・23年目の真実 [著]旗手啓介

■矛盾に満ちた過酷な現場に迫る  カンボジアのPKO(国連平和維持活動)に日本文民警察隊として派遣された岡山県警の高田晴行警部補(当時)が1993年に武装勢力の銃撃で死亡した事件を中心に、NHKの番………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

核戦争の瀬戸際で [著]ウィリアム・J・ペリー

核戦争の瀬戸際で [著]ウィリアム・J・ペリー

■対話と抑止を両立させる意義  まるで、けんかにはやる子どもたちを諭す老教師の光景だった。90年代末、米議会で北朝鮮政策を語ったウィリアム・ペリー氏の姿を私は今も思いだす。  脅しに屈するのか。なぜ………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]政治

ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた [著]高橋源一郎

ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた [著]高橋源一郎

 そろそろ春休みだ。この本は、夏休みに「くに」をつくることになった、ぼくとはちがう学校にかようランちゃんという小学生の考えが書かれている本だ。ぶんしょうも、ぼくが書くのとおなじくらいのレベルでわかりや………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]政治

ギガタウン―漫符図譜 [著]こうの史代

ギガタウン―漫符図譜 [著]こうの史代

 漫符——漫画で様々なことを表現する記号である。額に縦線が何本も引かれていれば青ざめているのであり、頭上に「ガーン」と描かれていれば何かが落っこちたのではなく、ショックを受けたのである。本書はそんな漫………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(立正大教授)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

漱石を知っていますか [著]阿刀田高

漱石を知っていますか [著]阿刀田高

■独自のものさしで文豪を採点  夏目漱石をどのように読むか。現代文学の主軸に位置する著者が、漱石文学を一作ごとに解剖し、その作品についての採点を試みた異色の書である。  『吾輩は猫である』を皮切りに………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]文芸

ハックルベリー・フィンの冒けん [著]マーク・トウェイン

ハックルベリー・フィンの冒けん [著]マーク・トウェイン

■ヤバイ少年魂、老年期にこそ  133年前の名作がなぜ書評に? 驚きますよね。頁(ページ)を開くと漢字は数えるほど。平仮名と片仮名ずくめ。題名も「冒険」ではなく「冒けん」。児童本? 「NO!」。従来………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年02月18日
[ジャンル]文芸

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