2018年03月04日の書評一覧

J・G・バラード短編全集(全5巻) [著]J・G・バラード

J・G・バラード短編全集(全5巻) [著]J・G・バラード

■探査し続けた内と外の宇宙  今わたしの頭の中にはひとつの妄想が渦巻いていて、それはこういうものである。  人がバラードの作品を読むときは、自分が生まれた時代に書かれたものを最も好むのではないか。 ………[もっと読む]

[評者]円城塔  (作家)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]文芸 科学・生物

炎と怒り トランプ政権の内幕 [著]マイケル・ウォルフ

炎と怒り トランプ政権の内幕 [著]マイケル・ウォルフ

■生々しい内情に潜む真の危うさ    為政者にとって、メディアに自画像をどう描かせるかは死活的な問題だ。とりわけ、トランプ米大統領は異形の存在である。政策よりも、見栄えが政治そのものだからだ。そのせ………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝

ヒトごろし [著]京極夏彦

ヒトごろし [著]京極夏彦

■思わぬ形で新選組を読み替え    京極夏彦が新選組に挑んだ本書は、“鬼の副長”の異名を持つ土方歳三を人外(にんがい)のモノとして描いている。  といっても、本書はホラーではない。7歳の時、密通した………[もっと読む]

[評者]末國善己(文芸評論家)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]歴史 文芸

トレイルズ 「道」と歩くことの哲学 [著]ロバート・ムーア

トレイルズ 「道」と歩くことの哲学 [著]ロバート・ムーア

■静かに染み込んでくる探求の旅    アパラチア山脈に沿って三千五百キロに及ぶ自然歩道、それがアパラチアン・トレイルである。著者ロバート・ムーアは五カ月かけてその全行程を歩きとおした。そして彼は、「………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(立正大教授)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症 [著]中村江里

戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症 [著]中村江里

 戦争神経症に対する研究は、現在も充分(じゅうぶん)に行われていない。戦後の精神医学界でも無視されたテーマであった。本書は、この分野にひそむ問題を整理し、戦争の悲劇は時空を超えて存在すると訴えている。………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]社会 国際

現代語訳 銀行業務改善隻語 [著]一瀬粂吉

現代語訳 銀行業務改善隻語 [著]一瀬粂吉

 昭和2(1927)年の春、預金者が銀行に殺到する取り付け騒ぎが全国で起き、30もの銀行が休業に追い込まれた。  この昭和金融恐慌の混乱冷めやらぬ中、ある銀行幹部が金融業界の先行きを深く憂い、「金融機………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]歴史 社会

極夜行 [著]角幡唯介

極夜行 [著]角幡唯介

■昼も夜も暗闇、未知の世界に挑む    北極圏には、何カ月もの間まったく太陽が昇らない一帯がある。探検家角幡唯介がその極夜に挑んだ。  ときに月が地表を照らすことはあるが、ほぼ毎日真っ暗闇のなか、氷………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝

ファミリー・ライフ [著]アキール・シャルマ

ファミリー・ライフ [著]アキール・シャルマ

■理不尽な出来事いかに慈しむか    インドのデリーからアメリカへ移住し、新たな生活を始める一家。父と母、兄のビルジュ、弟のアジェ。本書は、少年だったアジェの目から捉えられた家族の日々を、回想的に描………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2018年03月04日
[ジャンル]社会 国際

ページトップへ戻る